上杉鷹山 名言集



歴史上の偉人の中に皆さんも好きな偉人やカッコいいなと思う偉人はいらっしゃるかと思います。

かの元米国大統領であるジョン・F・ケネディが尊敬した日本人がいた、と言う事を皆さんはご存知でしょうか?

遥か海を越え、アメリカにまで名を轟かせた日本人とは一体誰なんでしょうか?

答えは、「上杉鷹山」と言う人物です。

皆さんは「上杉鷹山」と言う人物をご存知ですか?

個人的な主観になりますが、恐らく知っている人知らない人、半々くらいじゃないでしょうか。

ただ下記に記載しますが、彼が残した名言を聞くと、「あ~、この言葉を言った人ね」ってなるかと思います。

名前は知らなくともその名言は聞いた事がある方はとても多いと思います。

ではそんな上杉鷹山の名言を皆さんにご紹介していきます。

上杉鷹山とはどんな人物?

上杉鷹山 名言集



まず「上杉鷹山って誰?」と思っている方に簡単に上杉鷹山について補足だけしておきましょう。

時は幕末18世紀、上杉鷹山は若干17歳にして米沢藩の藩主となります。

先代から数えて9代目の藩主となりますが、上杉鷹山が藩主になった時米沢藩はとてつもない財政難で莫大な借金を抱えている状況でした。

と言うのも、かの有名な関ケ原の合戦で上杉藩は石田三成側についていました。

結果は皆さんご存知の様に石田三成は戦いに敗れます。

その後、勝者である徳川家康に領地である会津120万石から米沢30万石に減らされます。

収入と支出のバランスが合わず支出過多になり上杉鷹山が藩主となった頃には現在のお金で言うと150~200億円程の借金があった、と言われています。

現実を目の当たりにした上杉鷹山は様々な改革を行い借金返済に努めます。

質素倹約な生活を藩主自らである上杉鷹山が実施し、経費削減を行い、農業改革や産業改革等も行います。

財政難である米沢藩の財政立て直しを行った人物として上杉鷹山は「江戸時代屈指の名君である」とも言われています。

それでは本題である、上杉鷹山の名言をこれからご紹介していきましょう。

上杉鷹山の名言①

【してみせて 言って聞かせ させてみる】

かつての日本の軍人に「山本五十六」と言う人物がいますが、彼が残した言葉にこの様な物があります。

「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」と言う有名な言葉です。

この山本五十六の言葉と上杉鷹山の言葉って似ていると思いませんか?

そう、山本五十六の言葉は上杉鷹山の名言をベースにしていると言われています。

人に何かを教えると言う事は中々難しい事であると思います。

この言葉の様に、自分がまず実践して手本を見せてあげる。

そして言葉で教えてあげ、やらせてみる、と順序を踏まえないと中々伝わらないと思います。

皆さんも少なからず、アルバイトなり正社員としての仕事なりで、後輩や新入社員に仕事を教えなくてはいけない場面もあったかと思います。

その様な時に皆さんはどうやって教えましたか?

人に教える事が苦手な人なんかは、この言葉を頭の隅にでも入れて頂きたい言葉ですね。

上杉鷹山の名言②

【為せば成る、為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり】

この言葉も非常に有名な言葉ですが、前文の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」まで知っている方が大半ではないでしょうか。

上記に記載した様に続きがあり、「成らぬは人の為さぬなりけり」までで一文となっています。

この言葉にある様に、何事も受け身で待つだけではなく、アクションを起こさなければ良い結果は得られないと思います。

私たちの身近な事で例えると、恋愛で考えると分かり易いのではないでしょうか。

意中の男性・女性が居たとして、相手を想うだけでは自分の気持ちは伝わりませんよね?

その先に行こうと思えば、待つだけではなく行動に移さなくてはいけません。

最良の結果を得るためには「成し遂げる」意志を持ち行動してこそ、結果が得られる訳です。

まあ、行動に移したとて、砕ける場合もありますが、何もしなければ可能性は限りなく0%です。

ウダウダ悩むより、「行動に移しなさい」と背中を押す言葉だと思います。

上杉鷹山の名言③

【働き一両、考え五両、知恵借り五両、コツ借り十両、ひらめき百両、人知り三百両、歴史に学ぶ五百両、見切り千両、無欲万両】

この言葉は莫大な借金を返済した上杉鷹山ならではの言葉ではないでしょうか。

現在の於いても、経営者やその従業員等に知って欲しい言葉として、経営セミナーなんかでよく使われる事があるみたいです。

ただ働くだけでは一両の価値であり、自分で考えて働くのは五両の価値がある、と言った具合です。

会社員の方はこの言葉の1つ1つ意味を考えてみると非常に勉強になるのではないでしょうか?

江戸時代からこの様な革新術を説いていた上杉鷹山の凄さがお分かり頂ける言葉ではないでしょうか。

上杉鷹山の名言④

【父母の恩は、山よりも高く、海よりも深い。この恩徳に報いる事は到底できないが、せめてその万分の一だけでもと、力の限り努めることを孝行と言う】

自分自身、この言葉を見た時に「自分は親に対して親孝行出来ているのだろうか?」と考えました。

親孝行と言ってもその方法と言うか、孝行のし方は人それぞれでしょう。

各々に親孝行の方法があると思うので一概には言えませんが、自分が出来る「親孝行」ってなんだろう?と考えました。

旅行に連れて行ったり、美味しい食事をご馳走する事も親孝行の1つでしょう。

また老後の面倒を観る事も親孝行の1つであると思います。

この様に色々な親孝行のし方が出てきましたが、私が思う「親孝行」と言うのが1つ浮かんできました。

それは、幸いにも私は結婚し子宝にも恵まれたので、親から継いだこの命、親から愛情を注いで育てて貰った命を次世代(我が子)に繋ぐ事を1つの親孝行であると考えました。

親から注いで貰った愛情を自分がして貰ったのと同じ様に我が子に注いであげる事で恩に報いる事になるのではないだろうか、と。

勿論、親孝行の方法なんて人それぞれだと思います。

あくまでも「私個人の見解」にはなりますが、その様な思いを抱かせてくれるきっかけとなった言葉に違いありません。

上杉鷹山の名言⑤

【一村は互いに助け合い、互いに救い合うの頼もしき事、朋友のごとくなるべし】

この言葉も「一村」を個人として捉えれば非常に分かり易いと思います。

人間生きていく上で1人ではどうしようも出来ない場面ってあるかと思います。

誰かに助けを請わないとどうにもならない場合が来ると助けを求めてしまいますよね。

逆に誰かが困っていれば今度は自分が助ける側にならなくてはいけません。

この様に互助の精神を持って人付き合いしたいものです。

かと言って、打算で人助けはしたくないですけどね(笑)。

まとめ

上杉鷹山 名言集



現在の山形県米沢市には上杉鷹山像が建てられている様です。

今尚、米沢市民に親しまれている類稀なる藩主であった事が伺えますね。

また彼の言葉からも分かる様に、経営者(藩主をこの言葉で例えていいか分かりませんが・・・)としての資質も半端ではないと言う点がお分かり頂けるかと思います。

勿論、経営に関する言葉だけではなく、「当たり前」の事を再認識させてくれる言葉もあるので、色々と深く知りたい、と思わせてくれる人物であると個人的に思いました。

皆さんもご興味あれば上杉鷹山について掘り下げてみて下さい!

以上、上杉鷹山の名言集が心に響く!!~「してみせて」も紹介~でした!!