突然ですが私は地図を読むのが苦手です。
地図を見た所で東西南北の感覚が分からず、自分の現在地がよく分からなくなってきます(笑)。
今から10数年前に車の免許を取りましたが、当時乗っていた実家の車にはカーナビが搭載されておらず、見知らぬ土地に行く際は右往左往したものです。
それから時は流れ現在、ここ数年でとっても身近な存在となった「スマートフォン」のお蔭で地図アプリを立ち上げる事によってナビしてくれ、ある程度の所までは迷わず行ける様になりました。
文明の利器と言うものを普段からフル活用していますが、そもそも皆さんは日本地図って見た事ありますよね?
その日本地図を作った人物って誰だか皆さんはご存知ですか?
そう、「伊能忠敬」と言う人物ですね。
恐らく中学か高校くらいに授業で習っているので記憶している方も多いでしょう。
「日本地図を作った人」と言う程度に認識している方は多いと思いますが、彼が残した名言も心響く物が多いのも特徴です。
今回はそんな「伊能忠敬」の名言を皆さんにお伝えする事としましょう。
伊能忠敬とはどんな人物
まず「伊能忠敬」と言う人物がどの様な人物だったのか、と言う点を少しだけおさらいしておきましょう。
上記に記載した様に我が国日本の全土を測量し、正確な地図を残した人物と言う事で有名です。
そして何より凄いのが、彼が日本全国の測量を開始した年齢です。
何と当時55歳で最初の測量をスタートさせています。
俗に言う「第一次測量」と言うもので1800年に開始されました、場所は「蝦夷地」です。
この日本全土を測量する旅は「第十次測量」まで行われ、足掛け17年をかけて日本全土の測量を終えます。
この時伊能忠敬は72歳、パワフルおじいちゃんですね。
勿論、当時に車なんかはありませんので歩いて測量を行っていたんですよね。
毎日40㎞前後歩いていた、と言う記述もあるくらいなので凄い健脚ですよね。
ではここから伊能忠敬の名言紹介といきましょう。それではどうぞ!
伊能忠敬の名言①
【人間は夢を持ち前へ歩き続ける限り、余生はいらない】
まず「余生」と言う物をどう捉えるかにもよりますが、伊能忠敬が生きた時代と我々が生きている現在では「余生」と言う考え方に若干の隔たりがあるかも知れません。
「余生」を辞書で引くと、「生涯の残りの部分」と記載があります。
伊能忠敬が日本全国の測量を始めたのが55歳からなので当時(厳密に言うともう少し前からになりますが)「人間五十年」と言われていた事を考えると余生を迎えてから測量を開始した、とも言えるかも知れないですね。
伊能忠敬には地球の南北を結ぶ子午線を測り、そこから地球の大きさを割り出して地図を作ると言う夢があったと言われています。
まさに彼はその夢を実現すべく、自らの足で歩き続けたのです。
さしずめ、生涯を掛けた彼の夢は年齢・余生等関係無く、自らの夢に向かって邁進していった事は後の功績を見れば明らかです。
伊能忠敬だからこそ説得力のある言葉になっているのではないでしょうか。
伊能忠敬の名言②
【歩け、歩け。続ける事の大切さ】
この言葉も伊能忠敬の言葉だからこそ、その重みや説得力が増す言葉ではないでしょうか。
なんせ17年もの長きに渡って日本中を歩き回り測量を行い日本地図を作った人ですからね。
17年ですよ、17年。
現在では65歳から「前期高齢者」と呼ばれる年代になりますが、当時の医療技術や寿命を勘案すると、伊能忠敬が測量を始めた55歳は当時としては立派な高齢者であったかも知れません。
その様な事を含めてこの言葉の意味を考えると非常に重みを感じます。
嫌な事があると逃げ出してしまいそうになる自分に、この伊能忠敬の言葉を投げかけたいです。
伊能忠敬の名言③
【願望は寝ても覚めても忘れるな。泥棒でも、敵をやっつけるのも、美女を手に入れるのも、そう願う心をどんなに状況が変化しようが、一時も忘れずに心掛けていれば、必ず成し遂げられる】
何事も諦めたらそこで終わり。
この言葉の冒頭の様にそもそも忘れてしまったら始まりさえなく気付かぬうちに終わっているのかも知れません。
人それぞれ色々な願望と言うのは持っているでしょう。
ただその願望を叶えんが為に日々行動に移している人はどれだけいるのでしょうか?
私自身も色々願望はあります。
しかしながらその願望を叶える努力もせず、日々惰性で過ごしている感は否めません。
何事も思い続ける事が肝要であり、重要な事だと言う点を分からせてくれる言葉です。
伊能忠敬の名言④
【後世の役に立つような、しっかりとした仕事がしたい】
これに関しては声を大にして伊能忠敬に「あなたがした事はしっかりと後世の役にたっていますよ」と言ってあげたいですね。
自分自身、後世のみならず人の役に立つ様な事をしているのか、と言われるとお恥ずかしながら決してそうではありません。
伊能忠敬はしっかりと明確なビジョンを持ち、行動に移した事によって彼のした事は結果として後世の役に立っています。
じゃあ、自分が伊能忠敬と同じ様な志を持ち実行に移せるかと言われると、流石に・・・、となってしまいますが、こういう考え方は頭の中に入れておきたい言葉です。
伊能忠敬の名言⑤
【天文暦学の勉強や国々を測量する事で後世に名誉を残すつもりは一切ありません。いずれも自然天命であります】
この名言も上記の名言とリンクする部分があるので記載させて頂きました。
伊能忠敬が行った事は後世の役に立つ事であって決して自分自身の名誉の為ではないのです。
だからこそ、伊能忠敬が行った事は日本人にとって非常に役立ち、そして伊能忠敬自身は望んでいませんでしたが、結果として彼の名誉として後世に語り継がれる訳です。
名誉・名声を得ようとせず、人に役立つ事がしたいと言う謙虚な気持ち、しかしながら壮大な夢を持ち、それを実現させた伊能忠敬の凄さが読み取れる一文ではないでしょうか。
まとめ
伊能忠敬の名言からは「諦めない心」と言う物をしっかりと教えてくれている様な気がする文が多く感じられます。
何より、伊能忠敬自身がした事を考えると説得力が段違いです。
スラムダンクの安西監督じゃないですが、「諦めたらそこで試合終了ですよ?」と言う言葉を自ら実践して「諦めない心」と言う物を持ち続けると叶えられる事がある、と言うのを教えてくれていますよね。
躓いたり、挫けそうになった時に伊能忠敬の言葉を思い出したいな、と思う次第です。
以上、伊能忠敬の名言集が心に響く!!~あなたへのメッセージ~でした!!
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