新島八重  名言集



幕末明治の激動の時代をこれほど逞しく生きた女性はいないのではないでしょうか・・・。

その名前は、新島八重!

新島八重は、NHK放送の大河ドラマで「八重の桜」のモデルにもなり、その生き方は「日本のナイチンゲール」、「幕末のジャンヌダルク」「ハンサムウーマン」とも言われ、様々な場面でたくましく活躍したことで知られています。

今回は、新島八重の名言が心に響く!!~あなたへのメッセージ~の紹介をいたします。

新島八重とはどんな人物?

新島八重  名言集



新島八重の旧姓は山本八重であり、1845年12月1日、会津藩の砲術師範だった山本権八と佐久夫妻の長女として産まれ、兄は後の京都府会議長を務めています。

子供の頃から砲術を習いその腕前は百発百中とも言われ、射撃だけでなく鉄砲の分解から組み立てまでをこなすほど砲術に長けていたと言われています。

その為、新政府から侵攻をうけて追い込まれた会津戦争では、会津を守る為に新式の7連発スペンサー銃を手に男装して参戦し、前線の兵隊と共に奮闘したとされ、後に幕末のジャンヌダルとも呼ばれました。

しかし、奮闘の末降伏と言う結果に終わってしまいますが、八重の独立心旺盛な性格をかわれ現在の同志社大学の創立者でもある新島襄と結婚することになり、共に任務をこなす事で御主人からは「ハンサムウーマン」と呼ばれていたようです。

新島襄が亡くなった後は、日本赤十字社の正社員となり看護師として日清戦争、又は日露戦争で看護活動を続け、これが認められて皇族以外の女性として初めて叙勲を受けています。

この事で日本のナイチンゲールと呼ぶ人もいたようです。

また、京都に上洛した際、英語を学び新英語学校(女紅場)の教師としても知られており、裏千家千宗室の母の影響を受けて茶道もこなすほど強く前向きに生きた女性です。

そんな明治時代を強く生き抜いた新島八重が遺した名言には、人に活力を与える強いメッセージが多くあります。

新島八重の名言①

自分がいくら不機嫌だからと言って自分の怒りにまかせて他人を怒るなどと言う事は許される事ではありません。

自分に厳しい人間は決して弱音を吐く事はしないものですよね。

自分には厳しく他人には優しいと言う典型的な強い女性でもありますが、この時代に生きた人はこのような人が多いのかもしれません。

恐らく新島八重の口から「たら・れば」を聞くことは無いでしょうね。

新島八重の名言②

どんなに波が荒く強くても心の岩は決して動きません。

新島八重は、一度決めた事はとことん貫き通す強い女性である事は知られていますが、信念や志をしっかり持つ事で目的も達成できるものと思います。

また、新島襄と結婚した八重は、家庭にひっそり慎ましやかに生きる女性ではなかった為、この時代では多くの人から顰蹙をかうことになったとも言われています。

そんな事からも、何を言われても自分の信じた道を突き進む新島八重の心は、誰よりも強いと言えますね。

新島八重の名言③

敵にはお城は渡さぬ。
仲間がやられるのを黙って見ているつもりはない。
私達の大事な故郷、会津はこの手で守る。

これは、子供の頃から負けず嫌いで男勝りに生きた八重の口から想像できる言葉ですが、郷土愛は人一倍強いと言えますね。

自分もこの時代に生きていたらきっと同じことを考えたと思いますが、ここまでは強くなれるかは自信がありません。

当時は全人口が総勢で闘い、十代の少年たちが集まった兵士、「白虎隊」は有名ですよね。

その地域が一丸となって自分たちの地域を守る姿には感動してしまいます。


新島八重の名言④

強い人間と言うのは、弱い人間を陥れます。
知恵のある人間は愚かな人間を欺きやすいものです。
それだけに、それらを統制する存在や強力な社会のルールと言うものがないと社会全体が混乱してしまいやすいものなのです。

これは時代関係なく人間社会にはありきたりな事かもしれませんね。

権力で推し量らう、パワハラが現代社会でも問題になっているのは言うまでもなく、知恵があり強い人間だからと言って全てが善いとは限らないため、確かにそれらを統制する強い社会のルールは必要ですよね。

また、学校のイジメ問題も、「イジメはいけない事です!」と言って外から一人一人の心にブレーキを掛けるような事を言ってもまったく無意味な事で、イジメと言うものは無くならないと思います。

やはりイジメっ子を支配するガキ大将がそれなりのルールの中でまとめてくれない限り人間社会のイジメ問題は無くなる事はないと言えます。

強い人間とは、自分に強いと言う意味だと個人的には思っています。

新島八重の名言⑤

“美徳を以て飾りと為す。”

美しい内面を飾りとして生きる外面より、内面を磨くことが大事と言う内容です。

単に外面の美しさや醜くさではなく、また、心を綺麗にすると言うだけでなく、この場合の内面とは精神であり考え方であり、つまりは芯をもった強さではないかと考えられます。

自分の考えを信じて何事にも揺るがない強い信念があるからこそどんな時も強く生きられると八重は言っているのかもしれませんね。

精神鍛錬と言う言葉がありますが、まさにこの精神が強くなければ成功の道はひらけないのだと教えられたようでもあります。


まとめ

新島八重  名言集



幕末明治の動乱の時代を強くたくましく生きた女性は新島八重の他にいるでしょうか?

どんなに非難されようとも屈することなく自分を信じて貫き通した姿は現代社会にも感動を与えるほ時代に関係なく人の心を動かします。

この新島八重のように自分を信じて強くたくましく生きる事ができたらもっと充実した人生が得られるのかもしれませんね。

以上、新島八重の名言集が心に響く!!~あなたへのメッセージ~の記事でした。