「武豊」と言う名前は、競馬ファンでなくても知らない人がいないほど有名であり、名スパージョッキーとして名高いです。
また、一度沈んだ馬を再び返り咲きさせる手綱さばきもスーパー並みであり、1990年有馬記念のラストランでは、オグリキャップを奇跡的な復活に導き感動の勝利で有終の美を飾った事は今でも人々の心に焼き付いて離れませんよね。
そんな武豊が語るメッセージには、競走馬への優しさや競馬の魅力について再認識させてくれる言葉が多くあります。
今回は、武豊の名言が心に響く!~あなたへのメッセージ~についての紹介です。
武豊とはどんな人物?
武豊は、京都生まれで滋賀県出身の日本中央競馬会の天才騎手であり、1969年に現役時代1163勝をあげた父武邦彦の三男として生まれています。
父の影響を受け、10歳で乗馬を始めた豊は1987年に競馬学校を卒業したあと日本中央競馬会(JRA)に所属し、翌年の菊花賞(スーパークリーク騎乗)でG1初勝利を獲得した後、天才スーパージョッキーとして数々の記録を保持することでも知られています。
また、競走馬の手綱さばきは超一流であり数多い実績は現在も更新中ですが、話術の巧みさもスーパージョッキ―並みと好評であり、彼の言葉にはスレンダーな体と甘いルックスと共に私達を競馬の世界へと誘ってくれるメッセージが多くあります。
武豊の名言①
ジョッキーに出来る事は、「今度のレースだけは絶対見に行きたい」と思わせるような競馬を続けると言う事です。
武豊さんが騎乗した馬は数多く、レース内容も感動を与えてくれる場面が多くあります。
中でも1990年の有馬記念のオグリキャップの引退レースでは、いつまでも歓声や拍手が鳴りやまず、多くの人が涙したことは記憶に新しいですよね。
オグリキャップは怪物と呼ばれるに相応しいほど強い馬でしたが、この年のオグリキャップは緒戦の安田記念の優勝以来、宝塚記念、天皇賞、秋ジャパンカップと3連敗を喫しており競馬ファンからも「オグリキャップの時代は終わった」と囁かれるほど沈んでいました。
しかし、武豊の騎乗で奇跡の復活をとげ、有終の美を飾る事になったわけですが、約17万の観衆からオグリコールと盛大な拍手は鳴りやまず、このレースを機に武豊自身も騎手としての人気を決定づける事になったようです。
確かに、こんな感動的なレースをみたら「また、競馬場に行こう」と言う気持ちにもなりますよね。
レースの勝敗よりも、自分が愛した馬が再び復活すると言う喜びの方が何よりも感動的であり、それを引き戻してくれた武騎手に「ありがとう」と言う気持にもなります。
競馬ファンでなかった人でも、このレースをきっかけに馬や競馬に興味を持った人は多いと思います。
武豊の名言②
競馬は結果が全て。
結果を競ってるんであって、努力を競っているわけではない。
騎手と馬は一体とは言えず、馬にも感情があり言葉がない分、考えている事は騎手には伝わらない物です。
その為、レース展開も騎手の思い通りに行かないのが当然であり、騎手がレースを絶対勝ち獲ると努力したところで、結局は走る馬次第と言う事になります。
なので、騎手がどんなに努力しても馬の耳に念仏であり、馬が絶好調で走ってくれなければ何にもならないと言う事を伝えているようでもあります。
しかし、競走馬は調教師によって競い合う事を教え込まれている為か、競い合った末に自分が勝った事を馬なりに感じているようにも見えます。
観衆の声や大きな拍手を聞きながらどこか誇らしげに見えるのは確かですよね。
武豊の名言③
競馬場がギャンブルから少し離れ、家族や友人同士でスポーツを楽しむスタジアムや野球場のような場所になれば嬉しいですね。
その為に時には劇場のようなドラマチックで興奮を誘うレースも見せないと。
競馬=ギャンブルと言う括りは今も昔も根付いている事は確かであり、未だに毛嫌いする人もいるようです。
確かにお金を賭けて楽しむ競技である事に変わりはなく、多額のお金が動けばあまり良いとは言えません。
しかし、有馬記念のように感動的なレースならお金を賭けても賭けなくても、勝敗に関係なく楽しむ事ができますし、何よりも一生分の感動を貰ったような満足感が得られます。
特に、一生懸命に走っている馬を見れば感動的ですし、競馬よりも馬の虜になってしまいそうですよね。
また、精一杯走る馬を見る事は子育てにも大きな影響力がある物と思われます。
そんな馬達の力を引き出してくれる騎手はやはり人気があるのも納得しますよね。
武豊の名言④
自信がないときは、絶対に良い結果は出ませんね。
僕は自己暗示ではないですが、たいていは勝てるつもりで乗っています。
この言葉は全ての行いに共通する事であり、何を行うにしても失敗や負けを考えたら気力も半減してしまい、良い結果には繋がらない物です。
良い方向に自己暗示をかける事は自分の精神を集中させる事にもなり、自信が漲ってきますよね。
そしてその気持ちが馬にも伝わり、騎手と馬が一体となれるのではないかと言えます。
武豊の名言⑤
問題は、ジョッキーが出すゴーサインを馬が理解してくれるかどうかでしょうね。
理解している馬なら叩こうが叩くまいがしっかりともう一伸びするものです。
調教段階からゴーサインをきちんと教えていれば鞭なんて使わなくても自然と理解して伸びてくれるものなんですよ。
鞭を見せるだけで(叩かなくても)気を抜かずに走ってくれる賢い馬も多い。
競馬ファンなら誰もが見ていると思いますが、競走馬がゴール間近になると騎手達は鞭で何度も馬を叩くシーンを目の当たりにする事があります。
馬の気持ちになって考えると、叩かれる痛みによって逆に走れないのでは・・・と思ったりしますが、武豊が騎乗する馬にはそれほど鞭が入っていない事をご存じですか。
それだけ強い馬である事も確かですが、弱い馬の場合でも鞭を入れるのはゴーサインを出す時だけです。
これは、馬の気持ちを理解しようとする武豊の気持ちでもあり、その気持ちが馬にも伝わるからこそ、鞭が入らなくても馬は走ってくれるのだと思います。
また、武豊が騎乗する馬がほとんど落ち着いて見えるのは、武騎手の優しさと信頼が馬にも伝わっているからこそであり、その間には信頼関係が成り立っているとも言えますよね。
武豊さんが調教師になったら、もっと素晴らしい競走馬が登場するのかもしれませんね。
まとめ
武豊さんは、父も弟の幸四郎さんも騎手、又は調教師と競馬一族の家系に育ち、生まれながらにして競馬一族のエリートとしてデビュー以来数々の賞を獲得してきました。
また、様々なレースや有馬記念では多くの競馬ファンに感動を与えてもくれました。
そんな武豊さんが出すメッセージには馬を思いやる優しさや競馬の楽しさを教えてくれる言葉が多くあり、競馬ファンでなくても競馬に興味を持ったと言う人は多いと思います。
これからもスーパージョッキ―として素晴らしい活躍を期待いたします。
以上、武豊の名言が心に響く~あなたへのメッセージ~でした。