松田優作 名言集



皆さんの中に「好きな俳優」って人それぞれ色んな人が思い浮かぶかと思います。

では、「好きな俳優」では無く、「〇〇な俳優」と〇の部分に特定の縛りを設けると、その縛りに応じた人が思い浮かぶかと思います。

連想ゲームみたいな感じですが、私から1つお聞きしたいのは皆さんが思う「男臭い俳優」と言えば誰を思い浮かべるでしょうか?

ネットで「男臭い俳優」と検索する限りだと最近の若い俳優さんだと「市原隼人」さんがよく引っ掛かりますね。

確かに彼も男臭さを感じる俳優さんではありますね。

しかしながら、私としての個人的「男臭い俳優NO,1」は「松田優作」さんです。

世代的にドンピシャでは無いのですが、「ブラックレイン」と言う映画と「探偵物語」を見て松田優作さんの魅力に惹かれた訳です。

そんな訳で今回は「松田優作」さんの名言を皆様にお届けしたいと思います。

松田優作とは?

松田優作 名言集



名言を紹介する前に簡単ではありますが、松田優作さんについて紹介だけしておきたいと思います。

松田優作さんは1949年山口県下関生まれで俳優や歌手として活動されていました。

皆さんご存知の様に、1989年に40歳と言う若さで癌の為にこの世を去ってしまっています。

彼は二度結婚されていますが、二番目の奥さん(松田美由紀さん)との間に生まれた龍平(長男)・翔太(次男)が現在、俳優として活躍されているのでご存知の方も多いかと思います。

上記でも記載しましたが、彼の代表作は「ブラックレイン」であり、「探偵物語」であり、「太陽にほえろ!」や「野獣死すべし」等々、挙げるとキリが無いくらいです。

特に「太陽にほえろ!」でのジーパン刑事(太陽にほえろ!での松田優作さんの役名のニックネーム)が殉職する際に放ったあの有名な台詞、「なんじゃ、こりゃぁ!」はリアルタイムで見ていなかった私たちの世代でも知っているくらい有名なラストだったかと思います。

この様に、存命中の松田優作さんを知らない世代でさえ彼の存在を知っていた程の影響力を持った稀代の俳優であったと言えるのではないでしょうか?

ではそんな松田優作さんの名言を下記よりご紹介させて頂きます。


松田優作の名言①

【人間は二度死ぬ。肉体が滅びた時と、みんなに忘れ去られた時だ】

少し哀切さを感じずにはいられない言葉だと思います。

肉体的な死はいずれ誰しもが迎える事なので嫌でも受け入れなくてはいけません。

社会通念上で考えれば、死後の世界がどの様なものかは誰にも分かりませんが、例えば身近な人が亡くなれば悲しいですよね。

でもこれを、死者側の視点で見ると、この松田優作さんの名言になる訳なんですが、この様な捉え方もあるんだな、と思った限りです。

肉体的な死を迎えるだけでなく、記憶が風化される事により再度死んでしまう、と考えると少し切ない気分になりますね。

松田優作の名言②

【お前たちは、俺には絶対に勝てない。なぜなら、俺は24時間映画の事を考えているからだ】

もう単純にこういう事を言えてしまう松田優作さんのカッコよさが際立つ言葉だと思います。

松田優作さんは自分のフィールドである「映画」について話をされていますが、これを自分だったらこの様な事を言えるか?と考えた時に、とてもじゃないけどこんな事は言えないでしょう。

勿論、私はしがない主婦なので「映画」云々は言えないのは当たり前ですが、自分の得意とする事で話をしてたとしても絶対に言えません。

それだけ、映画に対する「情熱」や「愛」を溢れんばかりに持たれていた証拠なのだと思います。

映画に対し、ストイックに向き合っていた松田優作さんだからこそ言える言葉なのでしょうね。


松田優作の名言③

【直球しか投げられないピッチャーは、ずっと直球を投げ続けていけばいいんだよ。変にカーブを投げようとか、時代に合わせてシュートを投げてみようと思わないで、ずっと速球を投げ続けてみろ。そのうち自分でも気付かない所でピュッとホップしたりするから、その瞬間にスパークすればいいんだよ】

自分を貫く意志、というものがどれ程大切かというのを考えさせられる言葉だと思います。

何かに対し、突き進もうと考えた場合に途中で自信が無くなってしまうと、少し脇道に逸れてしまいそうになる事が多くなると思います。

でも普通に考えた場合、目標に対し直進する事が最大の近道になる事は誰しもが考えますが、上記でも記載した様に途中で心揺らいで脱線してしまう事ってありますよね。

この松田優作さんの言葉からは「自分の信じた道を迷わず突き進め」と背中を押して貰っている様な言葉だと感じました。

それくらいの強い意志を持てる人間になりたいですね。

松田優作の名言④

【真剣にやっぱり映画にむかって欲しいですね。で、頭にきたら、面白く無かったら帰ればいいんですから】

まあ、仕事を途中で放り出す是非は置いといて(笑)、それほどの熱量を持って取り組んでいる事の証左でもあるんじゃないでしょうか、この言葉は。

何かを作り出す時に色んな意見が飛び交い、時にはぶつかり合う事もあるでしょう。

皆さんの中にもその様な経験をした事がある方も多いと思います。

でも思い返してみると、意見がぶつかり合う時って言うのは双方真剣に物事に取り組んでいるからだと思います。

何も考えずに「ただ言われた事をやるだけ」の人であれば、そもそも意見を発しないのでぶつかる事もないですからね。

真剣に取り組むからこそ、意見がぶつかり合い、時には衝突してしまう事もありますが、それを乗り越えて出来た物はかけがえのないものになっていると思います。

相手の意見を汲み、異を唱えない場合もあるかも知れませんが、言うべき事はキチンと言う、それこそ「真剣」の証でしょう。


松田優作の名言⑤

【いませんね。仲間なんて。先輩でも後輩でも、同じくらいなやつでも、緊張できる関係がいいわけで、そういうのは仲間っていうんじゃないですよ。ナアナアで仲間だから勘弁よっていうのダメなんです】

「馴れ合い」を拒絶する事って難しいと思います。

特に心の弱い自分は1人になるのが怖いので周囲に同調し、当たり障りのない感じでやり過ごそうとする事が殆どです。

この発言の様に「ナアナアな関係」って一番楽だと思います、それこそまさに「馴れ合い」ですもんね。

そういう事を拒絶し、自分を貫き通す意志・覚悟を持てる人間って本当に強い人間だと思います。

馴れ合いを望む人からすれば煙たい存在になってしまうかも知れませんが、そこに共感する人とは本当に良好な関係を築ける「仲間」になるんではないでしょうか。

まとめ

今尚、熱狂的なファンが多数存在している松田優作さん。

彼自身が主役ではない映画なんかでも、その存在感はひと際目立っていた様に思います。

「探偵物語」で松田優作さんが乗っていた「ベスパ」に憧れ、「私も乗りたい!!」と思った事は一度や二度ではありません。

まあ、色々あってそれは断念しましたけど(笑)。

以上、松田優作の名言集が心に響く!~あなたへのメッセージ~でした!!