辰吉丈一郎 名言



強い精神力を必要とするスポーツと言えば、ボクシングが真っ先に浮かびますが、ボクサーたちは毎日血の滲むような練習を積み重ね、苦しい減量にも耐え、チャンピオンベルトを掴みとる為にリングにあがるわけです。


中でも浪速のジョーと呼ばれた辰吉丈一郎さんは、多くのファンから親しまれ天才ボクサーとしてカリスマ的な人気があり、その人気は引退した後でも消える事は無く今も返り咲きを待っているファンは多いと言います。


そんな「浪速のジョー」と呼ばれ親しまれた辰吉丈一郎さんの名言には、沢山の人に勇気を与えてくれる言葉が多くあります。

辰吉丈一郎とは?

辰吉丈一郎 名言



「浪速のジョー」と呼ばれた辰吉丈一郎は、稀代の天才ボクサーとして今も尚カリスマ的な人気を誇っており、現在も現役にこだわり夢を追い続けています。

そんな辰吉丈一郎は、1970年に岡山県で生まれ、父と5歳の頃からボクシングを始め、中学卒業後に大阪帝挙ジムに入門したあと、4戦目で日本王座につき、8戦目で世界王座(WBC世界バンタム級)につきます。


その活躍から浪速のジョーと呼ばれ親しまれたほど多くのファンから愛されたのですが、網膜剥離の為に強制引退を通告され、その後何度か防衛失敗や王座奪回を繰り返し3度目の防衛に失敗した後は「普通のお父っつあんに戻ります」と言う言葉を残し引退をしています。


しかし、辰吉丈一郎さんはあくまでも現役にこだわり続け、今現在も当時と全く変わらない生活をし、毎朝ロードワークに出て、夕方はジムで汗を流すと言う練習を続けながらチャンスがあれば返り咲きを狙っていると言う事です。


そんな辰吉丈一郎さんがのこした言葉には、自分に厳しく、ストイックに、夢に向かって前進する姿が滲み出ており、人々の心に勇気を与えてくれる内容が多くあります。

辰吉丈一郎の名言①

僕が歩いている道は遠回りかもしれないけど、遠回りにはそれなりの景色があるんですよ。誰も見たことがない景色がね。
誰も行ったことがない、誰もやった事がない・・・
それをやり遂げる事に僕は大きな価値を感じているんです。

私が辰吉さんのイメージを語るとしたら、話し出すと呂律がまわらない事もあり、話の内容もよく分からない事から「危険な人」と言うイメージが強くあり、「フニュー」っと垂れた目の奥の眼光には鋭い物を感じていました。


この名言から感じ取れる事は、自分の生きてきた人生には無駄な事は一つもなく、苦しくて辛いことも自分にとってはプラスであり、ジッと耐えながらも静かにチャンスを待っていたと言う芯の強さが感じられます。


夢に向かってひたすら練習に励む辰吉さんは、誰よりも気持ちの確りした人なのかもしれませんね。

辰吉丈一郎の名言②

他人が何を言おうと、それでお前の人生が最高やったらええがな。

他人の評価を気にする人は多く、この言葉通りに割り切れたらどんなに楽に生きられるだろうと思ったりしましたが、辰吉さんらしい言葉でもありますよね。

確かに、何を言われても自分の人生なのですから、やはり自分が最高の人生と思わなければ無意味ですよね。


その為には最高の目標を持つ事が重要であり、それに向かって進む事が大切なのかもしれません。

多くの名言の中で、一番心に響いた言葉かもしれません。

辰吉丈一郎の名言③

99%だめ?あと1%あるやん。
1%の希望があれば、立っていられる。

どんなに打たれても、目が腫れて見えなくなっても、最後まで諦めずにリングに立ち続けるボクサーたちは、皆このような気持ちでいるのかもしれません。

まさに「Never give up」の精神であり、最後の1%にかけてチャンスを狙うのがボクサー魂なのでしょうね。

辰吉丈一郎の名言④

たとえ小さな事でもいいから、やれる事からやって、少しずつ前進していけばいい・・・
前にも進めない、後に下がる事も出来ないと言う状況は、誰にでもおこる。
そんな時は、まず出来ることから手をつければいい。
何も出来ないと言う事は、まずありえない。

何事もやって見なければ分かりませんし、結果として表す事もできませんよね。

つまり、何もしなければ、「無」で終わってしまいますし、後で後悔もします。


この言葉は、私にとっては耳の痛い言葉でもあります。

四面楚歌状態を経験した事がある辰吉さんだからこそ言えるのであり、焦っても仕方がないときもあると言う事を誰よりも知っているのでしょうね。


確かにこんな時は、目の前の出来る事から始めて行くのが一番よいのかもしれません。

このような考え方ができる辰吉さんは、やはり素晴らしいボクサーだと感じます。

辰吉丈一郎の名言⑤

一度だけの人生。
自分の道を自分の好きなように生きてみたい。
転んだら起きればいい、失敗したら次に頑張ればいい。
それが僕の生き方なんよ。

この言葉は一見、お気楽な感じにも思えますが、読めば読むほど心に響いてくる言葉です。

生きている時間は人それぞれですが、人生は一度だけで、命が消えてしまったらそこで終わりです。


しかし、そうは言っても好きなように生き続ける事はなかなか難しい事ですし、やはり人生はクヨクヨせずに、挫折をしたら諦めずに何度でも起き上がり、それでも失敗したらまたやり直せばいい・・・と言う事を辰吉さんは伝えているのかもしれませんね。

辰吉さんの人生は、ボクシングに魂を捧げた人生と言っても過言でなく、最速でWBC世界バンタム級チャンピオンに輝いた後、初防衛戦に失敗し、その5年後には王座奪回します。


しかし3度目の防衛戦で網膜剥離をおこし強制的に引退勧告されますが周りの制止も聞かず再起し、再び王座奪回するもまた失敗と、何度も奪回、失敗を繰り返してきたボクサー人生だったようです。

しかし、名言でも「それが僕の生き方なんよ」と言っているように、何度も何度も起き上がり再起に挑戦する辰吉さんは、今現在もハードな練習を続けながらチャンスを狙っているようです。


その日を楽しみに待ちたいと思います。

まとめ

辰吉丈一郎 名言



浪速のジョーと呼ばれた辰吉さん、筆者が思っていた以上に芯がしっかりしている事に驚いてしまいました。

また、辰吉丈一郎と言うボクサーの生き方や内面を少しでも垣間見る事ができた事にも感動していますし、勇気づけられた事は確かです。


再度、王座奪回する日をいつまでも待ち続けたいと思います。

以上、辰吉丈一郎の名言集が心に響く~勇気が出るメッセージ~でした。

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