原辰徳さんと聞いて、元野球選手と答えるでしょうか、それとも監督でしょうか。
そのあたりで世代がわかりそうなくらい、野球界に長くいらっしゃる方です。
近年は少しワイドショーなどで金銭的なことが取り上げられたりしたので、さらにいろんな方が知ることとなったと思います。
とはいえ、根っからの野球人という印象が強いという方の方が、大多数なのではないでしょうか。
そんな原辰徳さんはいったいどんな名言を我々に投げかけてくれているのでしょう。
とても気になりますね。
栄光を手にした一流選手を得ての指導者ですので、きっと凡人には思いも浮かばない言葉を発していることでしょう。
名言を抜粋する前に、原辰徳さんとはいったいどんな人だったのでしょう。
原辰徳とはどんな人物?
原辰徳さんは1958年生まれの元プロ野球選手で、引退後は監督や解説者などをされています。
現役時代は入団から12年連続で本塁打を20本以上、4番として出場回数は球団の中で4位という成績を残しています。
監督としては3度日本一に導き、2009年にはワールド・ベースボール・クラシックで世界一に導いています。
選手としても一流、指導者としても一流といってもいいでしょう。
野球以外では、ゴルフがとても好きなこと、メロンパン以外は菓子パンではないといいきってしまえるほどのメロンパン好きという意外な一面を持っています。
意外な一面を持つ原辰徳さんの名言にはどんな言葉があるのでしょう。
原辰徳の名言①
「目標の定まった人というのは、波風があったとしてもブレない」
人は、目標を持てたとしてもブレることがあるものです。
決してブレることが悪いわけでも、意思が弱いわけでもありません。
迷いがまったくない、と断言できるほどの強い目標を持てた時、そういう人だからこそ成功を手にできるのでしょうね。
周りがとやかく言ってもブレない強さは持てても、自分の中で生まれた迷いにはブレてしまいがちなものです。
それらがあってもブレていないと感じることができたら、それはもう成功が目の前にあると思ってもよいのかもしれませんね。
原辰徳の名言②
「野球が楽しい!心底からそう実感できるのは勝ったときです」
野球に限らず、なんでも勝負ごとは勝てた時こそ楽しいと実感できるものではないかと思います。
もちろん、負けてもそこから学べると考える人もいるので、楽しさの価値観はそれぞれです。
でも、勝ったときとはっきり言えてしまえる原さんのお人柄が伺えます。
とても正直な方なのでしょう。
見栄を張らず、思ったことを素直に言葉にする、とても好感が持てます。
勝ったときが楽しいと言ってもよいのです。
見栄を張ってもよいことはありませんからね、素直になりましょう。
原辰徳の名言③
「背伸びをしたって、たかが知れている。背伸びをしたまま生活したら、つまずくだけ」
②の名言を後押しするような名言です。
見栄、背伸びは時には必要かもしれませんが、必要以上にしてしまったり、長く続けてしまうといつかはボロがでますし、疲れてしまいます。
何かを目指している最中、躓いたとか、行き詰ったと思ったときはきっとそのやり方に無理があったのでしょう。
そう考え、方法を変えてみるというのもよい結果をだすやりかたかもしれませんね。
原辰徳の名言④
「勝負に近道なし、勝負に失望なし、勝負に待ったなし」
まさに真剣勝負といったところでしょうか。
悔いを残すことなく全力投球、楽して勝つことを望まず、そして立ち止まることもしない、そういう勝負を続けてきたからこその言葉に感じます。
人は楽をしたがるので、どうやったら簡単に勝てるだろうか、と考えてしまいがちです。
勝負は技や実力も当然必要ですが、知能や心情も関係してくるでしょう。
焦っては負けともいいます。
後悔しないためにも、その一瞬一瞬を大事に挑みたい、そんな心構えが見えてきそうです。
原辰徳の名言⑤
「最下位ということは、これ以下はないということ。逆説的に言えば、まだ前半戦。のたうち回るようなことはない」
よく最下位になると、これ以上下がることがないので上だけを見て挑めると前向きな回答をよく耳にします。
いうのは簡単ですが、一旦下がった順位をあげるのはものすごく大変なことです。
なぜなら、周りも成績を落とさないよう必死になっているからです。
勝負を諦めていない相手との戦いはたやすく勝たせてもらえるものでもありません。
モチベーション、ポジティブさ、どれもが完璧な勝負師だからこその発言のように感じます。
また自分の力量を信じているのでしょうね。
自分を信じるということは、いかなるときでも大事です。
その気持ちをいつも抱いていたいものですね。
まとめ
原辰徳さんの言葉は哲学的という方もいるようです。
たしかに、数ある名言を読み比べているとそんな雰囲気を感じれるものがあります。
また凡人には難しすぎて、どう読み取ればよいのかわからない言葉も・・・
野球は野球だけをしていてもダメだと示されているようにも感じました。
一見、見ているだけだと簡単そうでも、勝敗を握るのは監督の采配ですので、頭の中では何通りものゲームシミュレーションが巡っているのでしょうね。
2019年、再び原監督の采配が見れるというのは、幸運なことなのかもしれません。