あぶない刑事 名言集



1980年代に放送された連続ドラマ「あぶない刑事(デカ)」は、最高視聴率26.4%を弾き出したほどの超人気ドラマであり、刑事ドラマの中でもトレンディーさがあり、舘ひろしと柴田恭平が演ずる「タカとユージ」の絶妙な掛け合いはどこかふざけた感じがして面白かったですよね。

その中のセリフで柴田恭平(ユージ)が放つ、「関係ないね!」は名台詞でもあり若者たちの間では大流行したほどです。

また、たくさんの恰好良いセリフは若者たちの心を魅了し、今までの刑事ドラマのイメージを覆すほどの勢いがありました。

今回は、あぶない刑事の名言集が心に響く!!~あなたへのメッセージ~のご紹介です。

あぶない刑事とは?

あぶない刑事 名言集



あぶない刑事は、1986年10月~1987年9月にかけて日本テレビ系で放送された刑事ドラマであり、高視聴率を打ち出すほどの人気から映画やテレビスペシャル、また小説にもなったほどの人気番組です。

また、その中の主人公でもあるタカを舘ひろし、ユージを柴田恭平の大物俳優2人が演じる事でも話題を呼び、破天荒でありながらキザでお洒落で恰好良い二人の掛け合いは、刑事ドラマにしてどこかトレンディーな部分もあり、コミカルでもありました。

その中で二人の間でやり取りするセリフには名言とも言える言葉も多く、心に響くメッセージも多くあります。


あぶない刑事の名言①

関係ないね!

この言葉は、ユージ(柴田)を集団誘拐の共犯と間違えて逮捕しようとした山下署の刑事に対して発した一言であり、柴田恭平の物真似をするときは決まってこの言葉が出る程有名ですよね。

しかし、あぶない刑事の劇中でユージが放ったシーンはシリーズを通してこの一言しかないと言う事です。

それでもこの知名度ですからありえない話ですよね。

つまり、それだけ柴田恭平と言う俳優の偉大さが伝わる言葉とも言えます。

あぶない刑事の名言②

市民の税金を・・・使い捨てライターじゃ、ねぇんだぞ。

この言葉は、犯人が署員を留置所に監禁し、庶務の瞳さんを人質にとって港署に立てこもり、逃走した犯人グループの一人が、追いかけてきたユージ(柴田)に向かって強奪した銃で撃ったところ、弾切れだったために捨てて更に逃げたため、ユージが銃を拾い上げて放った一言です。

犯人を取り逃がしたにも関わらず、この余裕は有り得ないですが、ドラマ「あぶない刑事」の中ではこのような遊び心のあるセリフが多くあり、そんなところも若者の心を虜にしてしまったようです。

どんな危険な状況の中でもブレルことなく平然とジョークを飛し、尚且つ仕事は確実にこなす・・・と言う人は魅力的ですよね。


あぶない刑事の名言③

だって生活替えて欲しい・・・なんて言うんだもん。

これは、銃器密造工場へ向かうタカとユージの会話で、「昨日の女、どうした?」と言うタカに対して、「午前零時のチャイムと同時に分かれた!」と返したユージ。

その事にタカが「いい女だったのに・・・」と言ったことにユージが返したセリフです。

銃密造工場に向かうと言う事は、犯人を追いつめる事であり危険を伴うものですよね。

そんな危険な最中にこのような会話が交わされるとは・・・。

しかし、危険だからこそ心の緊張感を和らげるためにこのような会話が交わされたのでしょうか?

これは、どんな時もキザでお洒落で恰好良くなければならないと言うタカとユージのポリシーとも言えますが、世の中には手八丁口八丁と言うタイプもおり、きっとこの二人もジョークを言う事で完璧な仕事もできると言うような、似た者同士とも言えますね。

あぶない刑事の名言④

デカ(刑事)になる前は、相当なワルでしてね。

この言葉は、県警の警察とユージが、爆弾製造の容疑者のアパートを訪ねた際、容疑者が警察と知ってドアに鍵をかけたとき、ユージがピッキング用の針金を取り出しながら放った一言です。

側にいたら「バカじゃないの」と言って笑ってしまいそうですが、現場は爆弾製造をしているアパートの前ですよね。

よくこんな事を言っていられるなぁと思いますが、ユージなら言うのでしょうね。しかも短時間で鍵を開けてしまうのかもしれません。

何処まで本気なのか分からない人達ですが、実際このような人はいる物です。

手術をするときは、どんな医師も常に真剣なのですが、どんな時も冗談をとばし、周りの空気を和ませながらオペを開始する医師は実在します。

不思議な事にそんな人間ほど完璧なオペをするものです。

このようにジョークを言う事で自分の心の高まりを調節できる人って素晴らしいですよね。



あぶない刑事の名言⑤

ショータイムだ!

敵に囲まれて絶体絶命のユージが助けてと呼んだわけではないですが、何処からともなくハーレーダビットソンにまたがり、しかもショットガンを構えたタカが登場して来ると言うシーンが多くありましたよね。

まさにこれが「ショータイム」と言う感じですが、なぜか笑えます。

タカを演じる舘ひろしがもともとバイク好きと言うこともありますが、ハーレーを飛ばしながらショットガンを撃つと言うシーンは今までの刑事ドラマではない事です。

このあぶない刑事では、そんな有り得ない事をやってのけた初のドラマでもあり、以後、刑事ドラマが映画界でも放映される初のきっかけを作ったとも言われています。

まさにトレンディーで時代の先端を行く二人にはお似合いのドラマとも言えますね。

あぶない刑事の名言⑥

俺のヤマはお前のヤマ、お前のヤマはお前のヤマ。
それが友情ってんだろう?
ユージ、よく聞けよ!
鉛の弾が怖くて刑事(デカ)が務まるか!

ただ聞いていたら普通の会話にも聞こえそうですが、よく聞くととんでもない事に気づくこのセリフには、大笑いです。

ボケと突っ込みの漫才トリオにみられるやり取りのようでもありますが、「鉛の弾が怖くて刑事(デカ)が務まるか。」は納得できます。

このようにドラマと言え、刑事と言う役を面白おかしく演じたのはある意味快挙でもあり、この後の刑事ドラマに大きな影響を与えた事は確かな事です。


まとめ

あぶない刑事 名言集



以前の刑事ドラマと言えば、暗く陰鬱な感じもあり全てのキャストが眉間に皺を寄せているイメージがありましたが、1980年代の第一作として始まった「あぶない刑事」は、度肝をぬくシーンもありながら笑いもあり楽しみながら観る事が出来ましたよね。

また主人公もイケメンでたちまち若者の心を魅了してしまいました。

その人気は留まるところを知らず、結局このシリーズは2010年代まで続いた事になりますが、今までの刑事ドラマのイメージを覆してしまうほどの影響力があった事は確かです。

若者の流行語ともなった「関係ないね!」の言葉は、今も尚物真似に使われているほど語り継がれています。

以上、あぶない刑事の名言集が心に響く!!~あなたへのメッセージ~でした。