銭形警部の名言集が心に響く！！～「あなたの心です」も紹介～

「ルパァ～ン！逮捕だ～！！」

口癖の様にこの言葉を発している人物、この台詞を聞いただけで誰だか分かりますよね？

そう、ルパン三世に出てくる「銭形のとっつぁん」です。

ルパン三世を逮捕する事に執念を燃やしているキャラクターですが、意外にも（？）彼の台詞には我々の心震わせる名言が多い事でも有名です。

今回はそんな銭形警部の名言集を幾つかピックアップして皆さんにお伝えしていきたいと思います。

ルパン三世と銭形警部の関係性は何となく知っているけど、原作やアニメ・映画を見た事が無いって人もいるかと思います。

そんな人の為にも下記より簡単に銭形警部について紹介だけしておきますね。

銭形警部はどんな人物？

銭形警部とはモンキー・パンチ原作のルパン三世に出てくるキャラクターで本名は銭形幸一と言います。

長きに渡りルパン一味を追い続ける警察官であり、彼の階級は「警部」なので「銭形警部」や「銭形のとっつぁん」なんて呼ばれたりしています。

設定上は銭形平次の子孫となっており、銭形平次の6代目となっています。

アニメではルパンを取り逃がす事が多く捕まえても逃げられてしまい、結局また追いかける羽目になる事が多々あり、失敗ばかりしているイメージが強いですが、銭形警部自体が持ち合わせている能力は相当な物です。

彼の特技は「手錠を用いた生け捕り術・射撃」が挙げられます。

射撃に関してはルパン三世では射撃の名手次元大介がいますが、原作では彼の腕前に引けを取らない程の射撃の名手である、という解説がある程です。

原作とアニメでは設定の違いが若干あるものの、何と銭形とルパンは東西京北大学法学部と言う大学の先輩後輩であったという設定があります。

年齢は銭形の方が年上です。

ルパンを逮捕する事に執念を燃やしている銭形警部ですが、作品によってはルパンに対する友情にも似た熱い思いを吐露するシーンもあり、二人の関係性が「警察官」と「泥棒」と言う垣根を超えている事を示す場面もあります。

それでは銭形警部の名言を紹介していきましょう。

銭形警部の名言①

【いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。】

これは銭形警部の名言中の名言として知っている方も多いのではないでしょうか？

ルパン三世の劇場映画第2作目であり、あの宮崎駿の映画初監督作品としても有名な「カリオストロの城」の1シーンで不朽の名作と名高い作品です。

簡単に説明すると流れとしてはこんな感じです。

銭「一足遅かったか、ルパンめまんまと盗みおって」
ク「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私の為に戦ってくださったんです」
銭「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」

とっつぁん、中々クサイ台詞を言いますねぇ～(笑)。

でも一連の流れを見ているとこんなクサイ台詞もカッコよく聞こえる銭形マジック。

カリオストロの城は銭形の魅力満載の作品でもあります。

銭形警部の名言②

【ルパンは死なん！俺が捕まえるまでルパンは死なん、死なせてたまるか！】

これはテレビアニメシリーズの「ルパン三世PART5　最終話」での銭形警部のセリフですね。

この一言に銭形警部とルパン三世の関係性が凝縮されていると言っても過言ではないくらいの名言ですね。

ルパン逮捕に執念を燃やす銭形警部からすると、自分がルパンを捕まえる事が全て、と言ってもいいくらいの人生です。

そんな銭形警部からするとルパンには死なれては困る訳ですよね。

自分が捕まえてこそ意味があるんです。

警察と泥棒と言う真逆の関係性である2人ですが、そんな関係性さえも超越している2人しか分からない世界ですよね。

銭形警部の名言③

【何で死んだんだルパン・・・！俺はお前が好きだったんだぞ！】

お次はテレビアニメシリーズの「ルパン三世PARTⅢ　34話マンハッタン・クライシス」での銭形警部のセリフです。

ビル爆破によりルパンが死んでしまったと思った銭形警部はビル跡地に十字架を立てルパンの死を悲しみます。

これがその時の台詞です。

結果、ルパンは生きており、そこで感動（？）の再会を果たすのですが、続けざまに「ルパーン！逮捕だ～！！」となる訳ですよ。

死んだと思ったルパンに対する銭形警部の本音がポロっと出た感動のシーンですが、生きていたと分かるや否や嬉しそうに「逮捕だ～！！」となる、とっつぁんは可愛いですね。

銭形警部の名言④

【貴様達はそれでもルパンの相棒と言えるのか！どうしてルパンを死なせたんだ、二人して何をしてたんだ！！】

テレビアニメシリーズの「ルパン三世2ndシリーズ　32話　ルパンは二度死ぬ」からの次元と五エ門に銭形警部が言い放った名シーンです。

海でうつ伏せになり浮かんでいる所を発見され医者からも死の宣告を受けるルパン。

色々あり、次元・五エ門、銭形警部まで逮捕されます。

牢屋の中で3人が対面してこの台詞を次元と五エ門に向けて言い放つ訳ですが、ルパンに対する「愛」すら感じる銭形警部のセリフですね。

ここまでくると、単純に泥棒と警察官では無く、この2者の間には友情に近い物が感じられる1シーンです。

ルパンに死（実際には生きていますが）に対する無念・怒り・悔しさ等の様々な銭形警部の感情が伺えます。

銭形警部の名言⑤

【ルパン逮捕】

これは「ルパン三世　テレビスペシャルシリーズ第10作　炎の記憶～TOKYO　CRISIS～」での1シーンです。
ここの部分だけだと少し分かりにくいので一連の流れを下記に記載しますね。

一色まりや「人生における最大の喜びは？」
銭形警部「ルパン逮捕」
一色まりや「座右の銘は？」
銭形警部「ルパン逮捕」

補足として「一色まりや」と言うのはこの作品に出てくる登場人物で雑誌記者です。

このやりとりだけで銭形警部のルパンに対する思いと言うのが「ギュっ」と濃縮されているのが非常に分かる一部分だと思います。

名言か？と言われると少しグレーな感じがしなくもないですが、一連の流れを見て頂ければルパンに対する思いも加味してある種の名言であると言えるのではないでしょう？

四六時中ルパンを逮捕する事を考えている銭形警部の思いが伝わるやり取りです。