北島康介さんといえば、もう水泳の選手をしていた人とほとんどの人が答えるでしょう。
水泳は手軽に始められるスポーツのひとつだと思いますが、今は学校にプールがないところが増えつつあるようで、手軽とはいえないスポーツになってしまうのかもしれませんね。
それでも魚のように泳いでいる姿を見ていると、あのように泳げたら気持ちがいいだろうと思うこともあるのではないでしょうか。
もしかしたら北島康介さんの活躍を見て、水泳をはじめた子供たちもいるかもしれません。
また、最近になって水泳を始めるようになったという大人もいるかもしれませんね。
水泳競技はテレビでも中継されますし、ニュースでも取り上げられています。
好成績を残せば選手単体にもスポットを当てられメディアへの露出も増えています。
けれど、実際のところ本当はよくわからないんだよね……という方ももちろんいらっしゃるでしょう。
そういった方のために、北島康介さんとはどういう方なのか、そこから入ってみましょう。
北島康介とは?
1982年生まれ、水泳の元選手で、種目は平泳ぎでした。
アテネと北京オリンピックで100m・200m平泳ぎの金メダリストです。
彼は5歳から水泳をはじめ、中学2年生の時に才能を見出されトップ選手の階段をのぼりはじめます。
ロンドンオリンピックで日本競泳初の4大会オリンピック出場となります。
しかし、それ以降は成績が振るわず、2016年4月に引退をされてしまいます。
引退後、彼はビジネスマンとしての道を歩み始め、社長として活動しています。
仕事の内容はアスリートのマネジメント業務とのことです。
選手として頂点に立ち、引退後は社長として活躍し始めている北島康介さんの名言にはどういったものがあるのでしょうか。
北島康介の名言①
「勝つとか負けるとかにこだわりはないです。自分の泳ぎを完成させるということしか考えてない」
本音を言えば勝ちたいのだと思いますが、勝つためには自分の泳ぎの完成度を高めるしかないので、このような考え、発言になったのではないだろうか……と、考えられます。
教科書通りお手本通りの泳ぎが必ずしも正しいとは限らないと思います。
人にはそれぞれその人にあった型というものがあります。
もちろん基本は大事です。
基本をマスターしたうえで、その人にとって一番いいスタイルを身につけていくことが勝利への道、なのかもしれませんね。
北島康介の名言②
「夢や目標を見つけたいなら、自分の好きなことを見つけてみましょう。好きなことの延長線上に夢があるから」
夢は叶わないから夢という、夢といっているうちは叶わないという人もいます。
筆者もこちらの考えです。
しかし、夢も目標もない人生は楽しみがないようにも感じます。
夢は大きく、目標は手が届きそうで届かないようなところにあるものにする、そう区別をするのなら見つける方法のひとつとして好きなことを見つけるというのはよいかもしれません。
成功者がいうと夢もあながち叶いそうに思えてくるのが不思議です。
北島康介の名言③
「いつまでも子供の気持ちを忘れちゃいけないんだと思う」
さてさて、これはどう解釈をしましょうか。
子供の気持ちではなく、子供の頃の気持ちという意味であれば、確かにそのころの気持ちを忘れずに持ち続けることは大事だと思います。
世の中の世知辛いことを知らない子供は、未来に希望を抱きます。
それもかなりスケールが大きいものですし、くだらないことも真剣に考えたり挑んだりします。
大人になるとだんだんその気持ちが薄れていくんですよね。
ワクワク感がなくなるといった方がいいでしょうか。
大人になってもワクワク感は大事です。
毎日覇気が合ってとても充実したと感じるのは生きていくうえで、絶対になくしてはいけないものだと思います。
北島康介の名言④
「負けを知った時、初めて勝つことが出来る」
言い方は違いますが、スポーツ選手はだいたい似たようなことを言います。
負けを経験するから勝利が嬉しいとか、負けから学び勝利を手にできるとか。
北島康介さんも、そういう意味でこの言葉を言ったのだと思います。
なにごとも成功だけで得られることはない、ということでしょう。
仕事でも勉強でも、躓いたり失敗したことから学ぶことができるということです。
落ち込むこともありますが、とことん落ち込んでからでいいので、失敗や負けから学び、次に活かしていきましょう。
北島康介の名言⑤
「普段から、自分がガッツポーズして喜んでいる姿とかをイメージしている」
勝利を手にした時のイメージをすることは大事だと思います。
負けた時のことを考えたってどうにもならないし、勝負は勝たなくてはならないからです。
自分が勝ちたいと思うなら、買った時のことだけをイメトレするのもモチベーション維持に繋がるのではないでしょうか。
とある漫画家さんとタレント作家さんが話されていた言葉が思い浮かびました。
理由などなく自分は賞を取ると思っていた、自分が受賞する以外のことが考えられなかったというのです。
その気持ちがいいタイミングでいい結果を引き寄せたと考えるなら、その自信はどこから? と他人から突っ込まれても、持ち続けた者が勝ちなのかもしれませんね。
まとめ
北島康介さんの言葉からは、自分自身を信じている、信じるから今の自分が存在していると感じられる言葉が多いです。
また、今までしてきたことにも自信を持っています。
好きなことを続けていても辛いことだってありますが、好きだから乗り越えられる、前向きでいられるといいますが、それでもメンタルが強くなくてはいくら好きでも続けられるものではないと思います。
メンタルの強さは自分を信じることに繋がるのではないでしょうか。