今でこそ陸上競技における100ⅿ走で世界最速を誇るのはウサイン・ボルトでしょうが、私を含む30歳台中~後半から40歳台の所謂アラフォー世代にとって印象深いスプリンターは「カール・ルイス」では無いでしょうか。
陸上競技での100ⅿ走でかつては「10秒の壁」と言われるものがあり、9秒台を出す事が困難である、と言われている時代がありました。
この壁を電動計時により初めて突破したのがカール・ルイスな訳です。
手動計時であればルイスよりも前に存在しているのはいるのですが、精密な計測で、と言う事であればルイスが最初となります。
今でこそ10秒切るなんて当たり前の世界ですが、日本だと10秒を切ったのは2017年に桐生祥秀選手が出した9.98秒が最速です。
こうやってみるとルイスが最初に10秒を切ったのは1983年の事です。
日本人にとって10秒切ると言う事がどれだけ凄い事なのかお分かり頂けるかと思います。
若干話が逸れてしまいそうなので、下記よりカール・ルイスについてご紹介していきましょう。
カール・ルイスとは?
陸上競技界のレジェンドとも呼べる存在であるカール・ルイス。
100ⅿ走や200ⅿ走と言った「走る」種目でのイメージが強いルイスですが、彼は「走り幅跳び」でもかなりのレジェンドなんですよね。
彼の凄さを物語る上で、彼が出場したオリンピックでの成績を下記に記載してみましょう。
・1984年ロサンゼルスオリンピック:100m走 金メダル
・1984年ロサンゼルスオリンピック:200ⅿ走 金メダル
・1984年ロサンゼルスオリンピック:4✕100ⅿリレー 金メダル
・1984年ロサンゼルスオリンピック:走り幅跳び 金メダル
・1988年ソウルオリンピック:100m走 金メダル
・1988年ソウルオリンピック:走り幅跳び 金メダル
・1992年バルセロナオリンピック:4✕100ⅿリレー 金メダル
・1992年バルセロナオリンピック:走り幅跳び 金メダル
・1996年アトランタオリンピック:走り幅跳び 金メダル
この様にオリンピック4大会の於いて合計9個もの金メダルを獲得しているんですよ。
そして走り幅跳びに関しては4連覇を達成しています。
こうなると陸上競技界でのレジェンドと言う称号について誰も異論は無いでしょうね。
ではそんなカール・ルイスの名言を紹介していきますね。
カール・ルイスの名言①
人生はタイミングで決まる。
Life is about timing.
確かに仰る通り、人生の中では色んなタイミングや巡り合わせと言うものがあるかと思います。
「このタイミングでこうしていたから今がある」と思ったり、「このタイミングでこうしたから失敗した」みたいな事は色々あるでしょう。
「If」の話になってしまう部分もありますが、このタイミングによって一喜一憂してしまう事も往々にしてあるとは思います。
ただ、ルイスがこの言葉を言う様に、タイミングで決まる部分がある事は十分理解出来ますが、そのタイミングに対峙した時に「間違わない判断力」は身に付けておきたいものですね。
その判断力は日々養われるもので、如何にして自分を信じられるかだと思います。
カール・ルイスの名言②
僕は人生を楽しんでいる。トラックを愛している。
I enjoy my life,I love track.
ルイスにとって陸上競技とは愛を持って接する事なのでしょうね。
それだけ心血を注いだ証なのでしょう。
「人生を楽しんでいる」って中々言える言葉では無いと思います。
それを言えると言う事は、陸上競技を愛し真摯に向き合い努力してきた賜物では無いでしょうか。
ルイスは陸上競技になぞらえてこの様に言いましたが、皆さんも皆さんなりに愛を持って接する事があり、人生を楽しんでいると言えますか?
カール・ルイスの名言③
全ては過程だ。結果ではない。
It’s all about the journey,not the outcome.
人って結果に目がいきがちだと思うのですが、結果は過程の終結な訳じゃないですか。
結果がどの様になるか、と言うのは言い換えると「どの様な過程を積んできたか」、とも言えるんじゃないかと思います。
結果を出す為に周囲の人間をなぎ倒してきた人と、結果は出なかったけど周囲の人と手を取り合い協力して物事に取り組んできた人。
例えで出して上記の2人だと皆さんはどちらの方がいいですか?
目先だけを見ると結果を出す前者の方が良いかも知れませんが、中長期的に見ると間違いなく後者の方が大成すると思います。
カール・ルイスの名言④
愚かな人間は、ただ速いから100mに勝てると思っている。完璧に至るまでの99%の努力が必要であることを、まったく理解していない。
Foolish people think that they can win 100meters as they are fast.I don’t fully understand that 99% effort to perfection is necessary.
色んな偉人がいますが、やはり共通して言える事は皆間違いなく努力してきた、と言う事でしょうね。
勿論、ベースとしてある程度の才能は秘めていたと思いますが、その才能を開花させる為に努力をしたので花開いた訳ですよね。
表の部分しか見ない人だとこの様な事を言ってしまうのかも知れませんが、その裏では我々凡人が絶する様な努力をしているのでしょう。
ちなみにこの名言には前に一文が付いていまして、それと言うのが、
『人はよくこう言う、「スポーツは95%がメンタルでフィジカルは5%に過ぎない」と。大嘘もいいところだ。』とね。
ある程度の才能を持った人の悩みと言うべきか、他者からの僻み・妬みで色々と言われたのでしょうね。
ただルイスは完璧を求め、たゆまぬ努力を行った結果が彼が残してきた記録だと思います。
カール・ルイスの名言⑤
自信がなければ常に勝たない方法を見つけてしまう。
If you don’t confidence,you’ll always find a way not to win.
人間誰しも常に自信満々ではないでしょうし、自分を信じれない場面もある事でしょう。
でもやはり、自分に自信を持てなくては勝つ事は出来ないし、ネガティブな思考だと負ける事ばかり考えてしまうもんですよね。
それはルイスとて例外ではなく、彼もその様な心境に陥る事もあったのでしょう。
自信がないと言う事は不安を抱えていると言う事ですよね。
その不安をかき消す為に日々努力をして少しでも不安を和らげようとしませんか?
言い換えると、努力は不安をかき消す勇気を与えてくれるもの、と思う事も出来ないでしょうか?
まとめ
陸上競技界のレジェンド、カール・ルイスについて名言を彼が残した名言を中心にご紹介してきました。
冒頭にも記載した様に私を含むアラフォー世代だと我々が子供の頃に日本の番組に彼が出た事もあるのでそれを見た記憶がある方も多いのでは?
その影響か私の中ではウサイン・ボルトよりカール・ルイスの方がレジェンド感は高いです(笑)。
以上、カール・ルイスの名言集を英語付きで紹介でした!!
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