アメリカで「初の女性大統領」に近づいた人って誰だか分かりますか?
勿論、「近づいた」だけなのでまだアメリカでは「女性大統領」は誕生していません。
その人物と言うには「ヒラリー・クリントン」です。
2016年にアメリカ合衆国大統領選挙に出馬し、現アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプとその座を争ったのは記憶に新しい所ではないでしょうか。
結果は大方の予想(世論調査等)を覆し、ヒラリー・クリントンは敗れました。
この時に「アメリカ初の女性大統領」に最も近づいた、と言われていた訳ですが、結果敗れトランプ政権が誕生しています。
今回は「ヒラリー・クリントン」にスポットを当て、彼女の名言を皆さんにご紹介していきたいと思います。
ヒラリー・クリントンとは?
まず彼女の名言を紹介する前に簡単に「ヒラリー・クリントン」と言う人物に触れておきましょう。
ヒラリー・クリントンとは1947年アメリカ合衆国イリノイ州生まれの71歳、アメリカ合衆国の政治家として活動しています。
ヒラリー・クリントンの夫は第42代アメリカ合衆国大統領の「ビル・クリントン」です。
なので、ビル・クリントンが大統領として活動していた1993年~2001年の間は「大統領夫人」、即ち「ファーストレディ」であった訳です。
元々、弁護士として活動していましたが2001年に上院議員となります。
冒頭に2016年の大統領選挙について記載しましたが、彼女は2008年の大統領選にも立候補しています。
この時は党内予備選で「バラク・オバマ」に敗れ、オバマ支持を表明し後のオバマ政権の国務長官の職を担いました。
次の大統領選は2020年ですが、これにはヒラリー・クリントンは出馬しない事を表明しております。
これにより、ヒラリー・クリントンによるアメリカ初の女性大統領の可能性は無くなりましたが、またいつの日か「アメリカ初の女性大統領」に近い女性が現れる事でしょう。
それでは下記よりヒラリー・クリントンの名言を紹介していきますね。
ヒラリー・クリントンの名言①
【あれこれ振り返る時間は無駄遣いにすぎず、私たちがその先に進むのを妨げる。
Time to look back in this way and that is only waste, and it’s disturbed that we advance ahead of it.】
過去を振り返らず前だけを見て前進出来る人って個人的に凄いと思います。
私自身はどうしても後ろを見て、振り返り検討し前に進もうと言うタイプなのでグイグイ前に行ける人は尊敬します。
「過去は過去」とスパッと割り切って、「振り返る事は時間の無駄」と考えられる人は強い方だと思います。
それが「ヒラリー・クリントン」なのでしょう。
彼女の様に強い女性に憧れ、「そうなりたい」と思う部分はあるものの、真逆過ぎる考えですが、1つの物の考え方として頭の中に入れておきたい言葉です。
ヒラリー・クリントンの名言②
女性を抑えつける法律や伝統は、社会全体をも抑圧する。
The law and the tradition against which a lady is pressed also oppress the whole society.
昨今は女性の社会進出に伴い、女性に対する待遇が気持ち改善されてきたとは思います。
とは言え、まだまだ不完全な部分の方が多いのが実情では無いでしょうか。
女性が社会に進出出来ない事で、この言葉の様に「社会全体をも抑圧する」と言った部分が絶対に無い、とは言い切れないでしょう。
こういう時世だからこそ、女性一人一人が世に出る為に何が出来るのか、という部分を考えなくてはいけないと思います。
もう人任せではいけない所にまで来ているのでしょうね。
ヒラリー・クリントンの名言③
「女性は絶対に大統領になれない」なんて言う人には、「やってみなければわからないでしょ」って言い返してやるの。
”A lady can never become a president.” when not trying it, the person who says what “wouldn’t understand”, for, will I retort?
結果から言うとヒラリーは大統領にはなれませんでしたが、彼女がそれにチャレンジした事は凄く大きな意味を持ったと思います。
名言②に少し通じる部分もありますが、「女性を抑えつける伝統」に少し似ているかも知れませんよね、この「女性は絶対に大統領になれない」って言う言葉は。
「一国の大統領に女性では務まらない」と言う固定観念で締め付けられている感じがします。
そもそも個人の持つ資質に男女差は無いと思います。
無論、男性・女性にしか出来ない職種や物事って言うのはあると思いますが、それらを除くと性差は関係無いと感じます。
男性であれ女性であれ、能力的な優劣は人それぞれありますし、出来る場合の性差等関係無いでしょう。
この様に決めつけられる固定観念があるからこそ、女性の社会進出が妨げられる部分が多分にあるのでしょうね。
そんな中で「やってみなければわからない」と言い、行動出来るヒラリーはやはり強い女性である、と思わざるを得ません。
ヒラリー・クリントンの名言④
女性や若い女の子の権利獲得は、21世紀における未完の仕事だと思っているわ。
I think right acquisition of a lady and a young girl is incomplete work in the 21st century.
日頃日本に生活していて「女性であるが故の不遇」等を感じた事がある方はいますか?
日本と言う国はまだまだ「男女平等」と言う点に於いては先進国らしからぬ状態です。
世界経済フォーラム(WEF)が発表している「男女平等度」では日本は149か国中110位と言う低い順位です。
G7(主要七か国)の中では最下位に位置しています。
これからも分かる様に、日本と言う国は「性差別問題解決が遅れている」と言わざるを得ません。
これを解決するには強いリーダーシップを発揮出来るヒラリーの様な女性が日本にも必要なのかも知れませんが、それ以前に女性一人一人が問題解決に強い関心を持ち立ち上がらなければいけないと思います。
女性にとって、より良い環境を得るためには指をくわえて見ているだけではなく、自らも立ち上がる勇気を持ち、一歩前進する時代が来ているのかと思います。
ヒラリー・クリントンの名言⑤
あまりにも多くの国の多くの女性が、同じ言語を話しています。 それは、沈黙という言語です。
Too many women in too many countries speak the same language – of silence.
女性はいつの時代も「弱い立場」とされてきている部分があったかと思います。
女性が声を大にして発言しようとすると潰された事もあるでしょう。
そんな中で女性が発言を臆する事が多々起き、沈黙せざるを得ない状況になってしまった部分はあるかと思います。
勿論、沈黙と言う言語は存在しませんが、沈黙していてもなにも始まらない、とヒラリーは教えてくれている気がします。
人種や言語が異なるのに沈黙と言う同じ言語を共有している、と考えると悲しい現実ですよね。
女性にとっての住みやすい世界を得る為には女性が立ち上がらねばならない事です。
まとめ
今回はヒラリー・クリントンの名言についてご紹介させて頂きました。
女性についての発言が多くなりましたが、彼女自身もあのポジションを得るまで相当な苦労があったのでしょう。
私たちも自身の置かれている境遇を嘆く女性がいれば、自ら立ち上がらなくてはいけません。
立ちあがるには相当な勇気も必要になるでしょう。
私自身も行動を起こせ、と言われるとすぐに実行出来るかと言われると自信はありません。
でも、ヒラリーの様な人物が存在し、色んな発言を残してくれている事を心の中に留め、少しでも役に立つ様になりたい、と意識を植え付けてくれる名言であったと思います。
人間、急には変われないとは思います。
徐々に徐々に意識を変え、少しでも女性にとって明るい未来が拓ける様になればいいな、と思います。
以上、ヒラリー・クリントンの名言集を英語付きで紹介!!でした!!