「ダライ・ラマ」、この名前を聞いた事はあるけど詳しくは知らない、って人は多いかと思います。
端的に「ダライ・ラマ」を説明すると、チベット仏教ゲルク派の法王の尊称となります。
この「ダライ・ラマ」は世襲制では無く、転生し継承されていきます。
現在は「ダライ・ラマ14世」が第14代のダライ・ラマとして即位しています。
今回はその「ダライ・ラマ14世」の名言を英語付きで皆さんにお伝えしていきたいと思います。
名言を紹介する前に簡単にですが、ダライ・ラマ14世についてご紹介だけしておきましょう。
ダライ・ラマ14世とは?
上記でもお伝えした様にダライ・ラマ14世とは第14代のダライ・ラマであり、法名を「テンジン・ギャツォ」と言います。
ダライ・ラマ14世は1935年にチベット北東部のタクツェルと言う小さな村の農家を営む一家に生誕、幼名を「ラモ・ドゥンドゥプ」と命名されます。
2歳の時に先代であるダライ・ラマ13世の転生者であると認定されます。
6歳の頃より僧院で教育を受け始めます。
ここで少し補足として、チベットについて説明だけしておきます。
現在「チベット」と言う国は存在していません、中国の一部と見做されています。
ただ、かつては「チベット」と言う独立国は存在していたのです。
しかしながら、中国の軍事行動により侵攻を受けます。
チベット人もゲリラ戦にて抵抗しますが、圧倒的な軍事力と数を前に鎮圧されてしまいます。
この時、ダライ・ラマ14世はインドに亡命します。
ダライ・ラマ14世はインド北部のダラムサラと言う所でチベット亡命政権の元首と言う立場を保ち、チベット問題を国連に提起しております。
中国とチベットの関係についてを詳細に記載するには長くなるので簡潔にこれくらいにしておきます。
では下記よりダライ・ラマ14世の名言を紹介していきますね。
ダライ・ラマ14世の名言①
あなたが欲しいものを得られないということは、時としてすばらしい幸運のめぐり合わせであることを忘れないように。
Remember that sometimes not getting what you want is a wonderful stroke of luck.
一見すると欲しいものが得られないのになんで素晴らしい幸運の巡り合わせ?ってなりますよね。
大多数の人間は色んな欲に魅了され、時として際限なく欲を追い求めてしまいます。
仮に自分の望む物が得られなかったら貴方はどんな気持ちになりますか?
大半の方が「悔しさ」や「哀しみ」といったネガティブな感情になってしまうのではないでしょうか。
でもこの言葉を意訳すると、欲しい物が得られなかった事により、違う幸運に巡り合う可能性がある、と言っている訳ですよ。
ネガティブからポジティブに変換させてくれる言葉だと思います。
ダライ・ラマ14世の名言②
間違いを犯したことに気づいたときは、それを正すための手を即座に打ちなさい。
When you realize you’ve made a mistake, take immediate steps to correct it
人間誰しも完璧な人なんていないと思います。
生きていれば間違いを犯す事も往々にしてあるでしょう。
でもその間違いを間違いと気付ける人はどれだけいるでしょうか?
その上、間違いを気付いたとしてもそれを正そうと出来る人、となるとどれだけの人数の人になるでしょうか?
自分を律する為にもこの様な言葉は頭の中に入れておきたいですね。
ダライ・ラマ14世の名言③
決してあきらめてはなりません。 どんなことが起ころうとも、決して諦めぬよう。
NEVER GIVE UP. No matter what is going on, never give up
よく色んなシーンで「諦めるな」と言う励ましの言葉が投げかけられる事があると思います。
それはスポーツの場面であったり、仕事面であったり、様々なシュチエーションで「諦めるな」と思ったり、言葉に出して他者を励ましたりした事orされた事ってあるんじゃないですか?
ダライ・ラマ14世の場合は中国から迫害を受け、とても我々が想像出来ない様な困難な状況に陥った事なんか一度や二度では無いかも知れません。
そんな人がこんな言葉を投げかけてくれたら、「諦めないでおこう」と言う気持ちが湧いてきませんか?
とてもシンプルですが、非常に心強くなれるメッセージではないかと思います。
ダライ・ラマ14世の名言④
最高の人間関係とは、お互いを必要とする気持ちよりも、お互いを愛する気持ちのほうが大きいものである。
The best relationship is one in which your love for each other exceeds your need for each other
貴方にはこの言葉の様に最高の人間関係を築けている人はいますか?
自分を顧みた時、自分自身はどうなんだろう、と考えました。
私は結婚して家族がいますが、子供に対しては無償の愛を注いでいるつもりでもいますが、受け手側の子供は自分に愛を持って接してくれているのだろうか?
しかし、「無償の愛」って自分で思っている時点で伝わっていないのか、どうなのか思考がどっちつかずになり、沼にハマってしまいそうな感じになりました。
色々と考えさせてくれる言葉であるな、と非常に感じました。
まあ、旦那は・・・、って感じなので割愛します(笑)。
ダライ・ラマ14世の名言⑤
変化を心から迎え入れなさい。ただし自分自身の価値観を失わないように。
Open your arms to change, but don’t let go of your values
色んな状況下の中で変化を受け入れる事って時として難しい場合もありますよね?
しかし、変化を受け入れないと適応出来なかったり、自分自身の意志と反する場合にはその対処に追い付かず心身衰弱してしまうかも知れません。
上記の様な場合だと「変化」自体に「恐れ」と言う部分が見え隠れしてしまうから現状を望んでしまいます。
確かに、特別な変化を受け入れる事無く、そのままで進んで行けたら一番楽ですもんね。
でも生きていく上で否応なく変化を迎える事もあるでしょう。
そんな時はこの言葉を思い出して「自分自身」と言う基本軸をキチンと保ち、変化を受け入れられる様にしましょう。
変化って予告なしにいきなり来ると対応に苦慮しますが、この言葉を頭に刻み、変化が起きた場合にどう心を持っていくか、と言う部分を少しでも考えておけば、その後の見える世界は少し違ってくるかも知れませんよ。
まとめ
全体的にダライ・ラマ14世の言葉にはポジティブになれたり、心に刻んでおこう、と思わせてくれる言葉が多々ある様に感じます。
因みにダライ・ラマ14世はノーベル平和賞を1989年に受賞しています。
チベット問題を抱える身として平和に対する気持ちは誰よりも強いのでしょう。
そんなダライ・ラマ14世の言葉を少しですが、ご紹介させて頂きました。
他にも沢山、良い言葉はありますので少しでも興味を持って頂ければ、と思います。
以上、ダライ・ラマ14世の名言集を英語付きで紹介!!でした!!