【フライング・ダッチマン】
この名前と言うか呼称を聞いて誰の事を指しているか分かる方がいれば今回の登場人物が誰だがピンときますよね。
そうこれは、ある有名なサッカー選手の愛称なのです。
ではそのサッカー選手とは誰なのか?ヨハン・クライフの事です。
今回はヨハン・クライフの名言を紹介していきたいと思います。
サッカー好きなら誰もが知っているであろうレジェンドプレーヤーですね。
そんな彼が残した名言を皆さんに紹介していきますね。
では最初にヨハン・クライフについて簡単に説明だけしておきますね。
ヨハン・クライフとは?
ヨハン・クライフは1970年代を代表するオランダ出身の名プレーヤーです。
ポジションはFWや攻撃的MFでした。
彼を表現する際によく用いられる言葉に「トータルフットボールの体現者」と言うフレーズがあります。
トータルフットボールについての詳細は本項の趣旨から少し逸れるので割愛しますが、簡潔に説明するとクライフが当時所属していたクラブチームや当時のオランダ代表が用いた戦術の事です。
彼が所属したチームで有名なチームを挙げるとアヤックスとバルセロナでしょう。
アヤックス時代はUEFAチャンピオンズカップを3連覇、バルセロナでもチームを優勝に導く活躍をしていました。
個人としてもバロンドール(欧州年間最優秀選手賞)を3度受賞しています。
現役引退後は監督として活躍し、現役時に所属していたアヤックス、バルセロナで監督を務めました。
その後、指導者も引退し2016年3月68歳にて死去。簡潔な紹介にはなりましたが、下記より彼が残した名言を紹介します。
ヨハン・クライフの名言①
サッカーはシンプルだ。しかしシンプルにプレーすることは難しい。
Soccer is simple,but it is difficult to play simple.
確かにその通りですよね。
サッカーのプレイ自体は至極簡単に説明すると、敵にボールを取られない様にして相手陣地に攻め込みゴールを狙う訳ですからね。
これに複雑な戦術なんかが絡み合って、人の動きが目まぐるしくなったりする訳ですよね。
シンプルにプレーする事の方が結果としてはいいんでしょうが、試合中なんかだと相手のプレッシャーもあり中々シンプルなプレイが出来るとは限りませんよね。
言ってしまえば「簡単なプレー」をするだけでいいのに、そうはいかず悶々とする事も多々あるのでしょうかね。
「シンプル イズ ベスト」この言葉に通ずるものがあるかも知れないですね。
ヨハン・クライフの名言②
結果が伴わないプレーの質は無意味だ。プレーの質が伴わない結果は退屈だ。
Qoality without results is pointless. Results without quality is boring.
サッカー選手たるもの目先の勝利も大切ですが、見に来てくれている観客を魅了させなくては飽きられてしま可能性もありますよね。
現代に於いても、どこどこのチームは退屈なサッカーをする、なんて言われるチームもしばしばあったりしますよね。
得てしてそういう場合は監督が標榜するサッカーが退屈な場合が多いのですが、ひいてはクライフの言葉の様にプレーの質が低い事も起因しているかも知れません。
クライフ自身が守りより攻めるタイプの選手であり監督だったので、どちらかと言うと「魅せるサッカー」をしたい彼のサッカー哲学を表している言葉なのかも。
ヨハン・クライフの名言③
サッカーはミスのゲームだ。最もミスが少ない者が勝つ。
Football is a game of mistakes. Whoever makes the fewest mistakes wins.
これに限ってはサッカーのみならず他のスポーツでも同じ事が言えるかと思います。
例えば練習ではワールドクラスの選手がいたとして、いざ試合になると凡ミス連発で活躍出来なかったとします。
1試合を通してノーミスで終わる事は難しいのかも知れませんが、本当のプロフェッショナルはそのミスが極端に少ないんだと思います。
上記で礼を挙げた様な選手が居たとして、幾ら練習ではワールドクラスでも本番で発揮出来なければ意味がないでしょね。
技術だけではなく、ミスを少なくするメンタルを鍛える事も忘れるな、と言われている様な気がします。
ヨハン・クライフの名言④
レアル・マドリーが非常に強いチームであることに疑いの余地はない。ただ、彼らにとって唯一の 悲劇 は、バルセロナと同じリーグにいることだ.
There is no doubt that Real Madrid is a very strong team.However,the only tragedy for them is that being in the same league as Barcelona.
これは所謂バルサとレアルの関係性を知った上で無いと少し理解が出来ないかも知れませんね。
その関係性と言うのは「エル・クラシコ」とよばれ、バルサとレアルが長年のライバル関係にあります。
「クラシコ」とは「伝統の一戦」と言う意味があるそうで、この2チームの戦いは「クラシコ」と呼ばれています。
その様な関係性があるので、半ば皮肉も含めてクライフはこの発言をしたのかも知れませんね。
この2チームの戦いに関しては国内リーグのスペインのみならず、全世界のサッカーファンが注目する一戦ですからね。
ヨハン・クライフの名言⑤
私はいつもスローインを投げていた。なぜなら、もし私の元にボールが返ってきたら、私は唯一ノーマークの選手になれたからだ。
I always threw the ball in,because then if I got the ball back, I was the only player unmarked.
この発言もクライフっぽいと言えばクライフっぽい感じがする発言ですね。
常に攻める姿勢を忘れない感じがプンプンしてきますね。
確かにサッカーにおいて相手選手にマークされないと言う事は自由に動き回れると言う事ですからね。
特にFWの選手は相手のマークを外して攻める事でなんぼ、みたいな所もありますよね。
サッカーに於ける本質的な部分をクライフは語っています。
まとめ
フライング・ダッチマンことヨハン・クライフの名言をお伝えさせて頂きました。
彼は非常に数少ない「名選手・名監督」であったと言える人物だと思います。
よく「名選手は名監督にあらず」なんて言われたりしますが、クライフはその両方で結果を残した人物です。
ただ強気な性格故、色々な軋轢を抱えたのも事実ですが、それもまたクライフと言う人物を表す事なのでしょう。
以上、ヨハン・クライフの名言集を英語付きで紹介でした!!
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