ついに元号が「平成」から「令和」に変わりましたね。
まあ元号が変わったからと言って特に何があるって訳ではないのですが、心なしか「気持ち新たに」何かを始めたい気分になりました。
元号が変わっても今迄と変わらず偉人の名言を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
さて今回ですが、皆さんは「ヴォルテール」と言う方の名前を聞いた事があるでしょうか?
少し聞き慣れぬ名前かも知れませんね。
ヴォルテールがどの様な人物であったかは下記項目でお伝えしていきますが、今回はヴォルテールの名言を皆さんにご紹介していきたいと思います。
それでは少々の間、お付き合いくださいませ。
ヴォルテールとは?
ヴォルテールとはフランスの哲学者であり、文学者・作家である人物で当時の「啓蒙主義」を代表する人物であると言われています。
「ヴォルテール」と言う名前は本名ではなく、「フランソワ=マリー・アルエ」と言う名前が彼の本名です。
ここでは「ヴォルテール」で統一してお伝えしていきます。
ヴォルテールは1694年11月21日、フランス・パリで生まれます。
裕福な家庭に生まれ、幼少期から文学者と交流がありこの時の体験・経験が後の彼に強い影響を与えたと言われています。
そんな彼ですが、若かりし頃にフランス政府等を痛烈に批判する詩を書きまくりバスティーユ牢獄に1年程投獄されてしまいます。
「お勤め」を果たした後は劇作家として名を馳せていきます。
しかーし、1726年に貴族とひと悶着あり再度バスティーユ牢獄へ投獄されてしまいます。
最初に投獄されたのが、1717年なので10年も経っていませんが再度監獄生活です。
ですが、世論が味方した事もあり今回はすぐに釈放され、すぐさまイギリスに渡ります。
このイギリスの地でジョン・ロックやアイザック・ニュートンらの哲学に影響を受けます。
後にフランスへ戻り、「哲学書簡」という本を書き上げるのですが、内容がイギリス諸制度を褒め称える内容であった為、フランス愛国者の怒りを買ってしまい逮捕状が出てしまいます。
その後各地を転々としますが、知人の尽力もあり逮捕状は取り下げられます。
ここまでで分かる様にヴォルテールとは中々の毒舌家?(この表現が合ってるか分かりませんが。。。)で過激な発言が多かった人物の様に思われます。
そんな彼も1778年5月30日、83歳でこの世を去ります。
それではヴォルテールの名言を英語付きで下記よりご紹介していきますね。
ヴォルテールの名言①
結婚とは、臆病者の前に用意されたたった一つの冒険である。
Marriage is only one adventure prepared in front of the coward.
当時と現代での結婚観にどれ程の相違があるのかは分かりませんが、臆病者では無い人が結婚するとそれは冒険では無いのでしょうか?
冒険とは「危険を冒す」から冒険な訳であって、その先に幾多の困難が待ち受けている、と言う点ではあながち間違いでは無いと思います。
そう考えると「結婚」と言うものはそれからの人生先、常に危険を伴う冒険な訳なんですかね。
もし結婚が冒険であるならば、楽しい冒険にしたいもんですよね。
それこそ夫婦二人三脚で乗り越えれば楽しい冒険にならないですかね?
とは言いつつも、既に私は結婚は楽しい冒険とは思っていないですけどね(笑)。
ヴォルテールの名言②
人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。
One always speaks badly when one has nothing to say.
私自身、人の悪口は言うまい、とは思っているもののついつい悪口を言ってしまう事があります。
全ての人間を許容し受け入れられる程の慈母の心を持っている訳では無いので、腹立たしい事があればポロっと悪口の1つや2つ出てしまいます。
これって大多数の人がそうではないでしょうか?
稀に「あの人は絶対に人の悪口を言わない」って言う人もいますが、非常に稀有な存在であると思います。
この様に考えていくと、自分も他者に対し悪口を言うとなると、自分自身も陰で誰かに悪口を言われている可能性はありますよね。
「言われたく無きゃ言うな」って話なのかも知れませんが、まさにこの言葉の様に「言う事が無くなると、悪口を言う」状態になってしまいますね。
あ、1つ補足しますが、悪口を言い放つ自分を肯定している訳では無いので悪しからず(笑)。
ヴォルテールの名言③
真実を愛せ。ただし過ちは許せ。
Love truth, but pardon error.
過ちと言うのは誰しもに起こってしまう事であると思います。
勿論、その過ちの程度にもよりますが、少々の過ちであれば許してあげられるくらいの度量を持ちたいものです。
逆に真実は愛せますが、真実の反対である虚偽は愛せませんよね。
虚偽と過ちは似て非なる言葉だと思います。
真実の反対である虚偽を考えればこの言葉はすんなりと染み渡ってくるのではないでしょうか。
ヴォルテールの名言④
私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。
I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.
「言論の自由」と言う言葉を皆さんは一度は聞いた事があるだろうと思います。
自身の思想・良心を表明する自由、と言うのが簡単に言う所の言論の自由な訳ですが、言いたい事を言えない場合も往々にしてあるのではないでしょうか?
勿論、発言のタイミングを逸してしまったとか、勇気が無く言えなかったとか、っていう意味では無くて。
この言葉の様に自分の意志・意見とは異なる主張であっても気兼ねなく物を言える世の中になればいいですね。
あ、ヘイト的な事は論外だと思いますけどね。
ヴォルテールの名言⑤
涙は、もの言わぬ悲しみの言葉である。
Tears are the silent language of grief.
言葉と言うのはどんなに取り繕っても相手に通じない場合は往々にしてあるでしょう。
ペラペラと自分の窮状を訴える人よりたった1粒の涙の方が時として伝わる事が多いのではないでしょうか?
勿論、言葉が持つ武器・力と言うのは凄く偉大なものであるとは思います。
でも涙を見せられてしまうと、全てを受け入れ助けてあげたくなる事が往々にしてあります。
稀に涙を自在に操り、ウソ泣きする狡猾な人も居ますけどね(笑)。
まとめ
フランスの哲学者であるヴォルテールの名言をご紹介させて頂きました。
哲学者の言葉のみならずですが、色んな捉え方が出来る名言が多く感じました。
ここに記載させて頂いたのはあくまでも私個人の見解なので異なる考え方・捉え方もある事でしょう。
皆さんも皆さんなりの見解を彼の言葉から見つけて下さい。
以上、ヴォルテールの名言集を英語付きで紹介、でした!!