皆さんは「内村鑑三」と言う人物をご存知でしょうか?
私の記憶が正しければ中学校の時の歴史の授業で、彼について習った様な気がします。
内村鑑三については下記項目で彼の生涯等をご紹介しますが、ここでも少しだけお話しておきましょう。
彼の代表的な著作の中に「代表的日本人」と言う彼の主著とも言える一冊があります。
かれこれ100年以上も前に刊行されたのですが、いま現在に於いても多くの人に影響を与えている一冊である、とも言われています。
今尚影響を与えられる様な作品を残した内村鑑三とはどの様な人物だったのでしょうか?
下記より彼の生涯等を見ていきましょう。
内村鑑三の生涯・功績
ではここから内村鑑三の生涯や彼が残した功績について端的に説明するので、みていきましょう。
内村鑑三は1861年生まれのキリスト教思想家です。幼少の頃より儒学や英語を学ぶ。
12歳の時に東京外国語学校へ入学しその後、札幌農学校へ入学。
その当時、終生の友ともいえる新渡戸稲造と出会う。そして農学校時代に洗礼を受け、キリスト教徒となる。
その後最初の妻との結婚・離婚を経て23歳の時に渡米。帰国後、教員として働くも、1891年に『内村鑑三不敬事件」と呼ばれる事を起こし教員を辞める事に。
2番目の妻がこの不敬事件でのストレスが元で病になり死に至ったりしますが、翌年のクリスマスに再再婚。以後、執筆活動やキリスト教に於ける日本独自の無教会主義を広めていきます。
彼の功績はこの無教会主義を広めた事にあり、と言われたりもしますが、彼が残した著作も十分な功績であると思います。その後、1930年69歳で永眠。
では、下記より内村鑑三の名言をご紹介しましょう。
内村鑑三の名言①
【一日は貴い一生である。これを空費してはならない。】
この言葉は結構多くの人に突き刺さる言葉では無いでしょうか。
いったいどれだけの人が一日一日をしっかりと生き切っているのか?
無論、私自身も胸を張って日々生きていると言い難い部分もあります。
今迄どれくらい無為の時を過ごした事か。
この言葉を胸に一日一日大事に大切に過ごしたいですね。
内村鑑三の名言②
【誠実から得た信用は最大の財産となる。】
これは凄くいい言葉だと思います。
誠実と言うのは「誠意・真心」を込めた対応等の事を指すと思います。
しっかりと誠実に対応し、そこから得た信用はかけがえのないものと言う事でしょう。
昔から「信用とは得るのは難しいが失うのは一瞬だ」と言う言葉を知りませんか?
信用と言うのはコツコツとした積み重ねで得られる物だが、1つの失敗で失ってしまう場合もある、と言う意味です。
ただ例え失敗したとしてもコツコツ誠実に対応すれば失った信用は回復し、内村鑑三の言葉の様に最大の財産となるでしょう。
内村鑑三の名言③
【喜びの声を発すれば喜びの人となり、悲しみの声を発すれば悲しみの人となる。】
笑う門には福来る、じゃないですけど悲しい時こそ笑いなさい、って言いますもんね。
本当に辛い時に「笑えるかい」って思うかも知れませんけど、無理にでも笑う事で脳にいい影響を与えるみたいですよね。
所謂ポジティブシンキングってやつですかね。
対照的に、ネガティブな事ばかり言う人ってちょっと嫌じゃないですか?
友達にネガティブな思考の人がいて、その子と話すと「どんより」した事ってありません?
負のオーラと言うか、ネガティブな事ばかり言う人にはネガティブが本当に漂ってくるんでしょうね。
内村鑑三の名言④
【急ぐべからず。何事もあせらずにゆっくり行きなさい。】
この言葉を見ると凄く落ち着かせてくれる言葉だと思います。
人間、生きていれば急いでしまう事もあるかと思います。
単純に「急ぐ」と言っても色んな意味で捉える事が出来るかと思います。
ただ単純に「時」を急ぐのと、「生」を生き急ぐ場合があるかと思います。
私には人生を生き急いだ経験は無いですが、何か焦って急いでいる時に自分を落ち着かせる為に覚えておきたい言葉ですね。
内村鑑三の名言⑤
【自己に頼りなさい。他人に頼ってはいけません。】
人に頼らず自分を信じる事が出来る人間になりたいですね。
私個人的な事を言わせて頂くと、自分に絶対的な自信を持っていない為、ある部分では人を頼ってしまう事が往々にしてあります。
人を頼らない人と言うのは凄く強い人だと思います。
自分を貫ける程の自己を持ちたいものです。
まとめ
内村鑑三の生涯及び彼が残した名言をご紹介させて頂きました。
彼が残した言葉は日々の生活に於いて役に立つ言葉が非常に多いかと思います。
内村鑑三も含む偉人が残した名言と言うのは色々な「気付き」を我々に与えてくれる物だと感じています。
彼の名言はまだまだあります、色んな名言に皆さんも触れて見て下さい。
以上、内村鑑三の名言が心に響く~かれの生涯・功績は?~でした!!
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