ヘレン・ケラーとは?
ヘレン・ケラーはご存知ですか?
3重苦、耳が聞こえない、目が見えない、うまく話せない・・・そんな状況でがんばって生きることはできますか?
ヘレン・ケラーは、アメリカの裕福な家庭で生まれましたが、1歳半で高熱にかかり、生死をさまよいます。
なんとか一命を取り留めたヘレンでしたが、なんとか回復しました。
そのときに、失ったものがあります。耳で聞く力、目で見る力、感じたことを言葉で話すこと、この力を幼いヘレンは奪われたのです。
それは、混乱の毎日でした。見えないから歩けない、耳が聞こえないから、みんなの声が分からない、話したいけど、話し方が分からないのだからです。
ヘレンは、荒れました。両親もどう対応していいのか分からず、悩みました。
そんなヘレンの家庭教師となるのが、有名なサリヴァン先生です。このサリヴァン先生との出会いがヘレンを変えたのです。
サリヴァン先生も弱視で目がみにくい、障害を持った方でした。だからこそ、ヘレンの気持ちも理解できたし、ヘレンに何が必要かも理解できたのでしょう。
最初は、ヘレンはサリヴァン先生に反発心しかありませんでした。しかし、一緒に過ごすうちにヘレンは障害を持ってもできることはあることをきづき、勉強に目覚めていきます。
ヘレンは、めまぐるしい成長を遂げてケンブリッジ女学院に入学するのです。
この現代でもこれだけ障害があったら、難しい環境です。
その中でヘレンは勉強をして、それだけでなく、障害者のための活動に精力を注ぐのです。
今回は、ヘレンの名言集をまとめました。
ヘレンの名言集①
元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。
Be of good cheer. Do not think of today’s failures,but of the success that may come tommorrow.
私は、日々失敗しないようにお祈りするくらい、仕事について心配性です。失敗したらどーんと落ち込んで3日は頭から離れません。
だから、このヘレンの言葉を呪文のように唱えました。
そう、失敗は失敗ですが、この失敗から学びました。そのたびに気をつけることを付箋に付けて何かあったら見ています。失敗したから成功につながります。
そして、失敗を考えていたら次の一歩が踏み出せません。
失敗ばかり考えるのではなく、明日、いえ明後日くるかもしれない、成功を考えるほうが楽しいですね。
毎日、快晴ではありません。
雨の日があると、晴れの日が大事です。大事な晴れの日をカ考えるための失敗かもしれません。私も、明日の成功を考えて楽しみにしたいです。
ヘレンの名言集②
あきらめずにいれば、あなたが望む、どんなことだってできるのです。
We can do anything we want to if we stick to it long enough.
継続は力なり
という言葉がありますが、まさにその言葉と一緒ですね。
現実、あきらめない心は非常に難しいです。
私は、毎朝、6時に起きる!!と誓いますが、いつも6時15分です。たった15分を縮めることができません。
ヘレンは、3重苦でした。
しかし、それを言い訳に人生を費やしません。今、自分ができること、やれることに集中してさらには、全世界を回り、自分の考えや障害について講演をして回ります。
彼女は、普通がない状態でした。だからこそ、私たちに伝えたいのではないでしょうか?
私たちには見る、聞く、話すという尊い力があり、その力で自分の道を切り開けるということを。
ヘレンのようにできるかわかりません。ヘレンのような精神力はありません。
しかし、明日を変える力は、私にはあります。
生きている限り、あきらめないで欲しいというヘレンのメッセージに感じます。
ヘレンの名言集③
私は、自分の障害を神に感謝しています。私が自分を見出し、生涯の仕事、そして神を見つけることができたのも、この障害を通してだったからです。
I thank God for my handicaps .For through them, I have found myself,my work and my God.
私は耳が聞こえなくて、目が見えなくて、話すことがうまくできなくて、こんなことがいえるでしょうか?
今、スマホで音楽を聴くのが好きです。
好きなアーティストの画像を見るのが楽しみです。
友達と長電話がストレス発散です。
この行為がすべて奪われても、私は神に感謝できるでしょうか?一生、世間とのつながりを絶つかもしれません。
ヘレンは、できないことに注目していません。
自分が恵まれなかったことばかりを嘆く一生を選ばなかったのです。彼女は、今の自分を受け入れて、他人と違うことを卑屈に思いませんでした。
水の感触を初めて知ったときに言葉が溢れるように出てきたという、有名な話があります。言葉を知ったヘレンは、サリヴァン先生の口を手で確かめながら、その口の動きと同じ動きを真似して、話すことができるようになります。
言葉の存在を知ったときの彼女の衝撃や発見。
それがヘレンの人生を変えていくのです。
神に感謝したのは、その力の大事さを実感できたからなのではないでしょうか?当たり前がいかに大事なことなのかを私はヘレンから学んでいます。
ヘレンの名言集④
世間でもっとも哀れな人とは、目は見えてもビジョンの見えない人だ
The most pathetic person in the world is someone who has sight ,But has no vision.
目標があるかないか?
ヘレンは、目標を持って生きることの大事さを伝えています。
彼女は、道が見えない、自分の生きることがわからない、そんな状況を過ごしたからこそ、感じた言葉だと思います。
目が見えても目標がないのは、見えないのと同じくらい、哀れなことだと、自分が自分を哀れと思っていたときと、同じだと訴えているように思えます。
目標を持つ、自分にあきらめない力を持つ、そんなことできたら苦労しないよ!と思うこともありますが、ヘレンは、私たちにこういうでしょう。
苦労しないよ!、という前に何かをチャレンジして続けようとしましたか?と。
ヘレンの名言集⑤
喜びとは、目的をあたため続け、知性を輝かせ続ける神聖な炎である
Joy is the holy fire that keeps our purpose warm and our intelligence aglow.
へレンは、喜びを大事にした方だと思います。
三重苦を乗り越える上で喜びこそ、支えです。いくらでもマイナス的な考えが人を支配します。
人間は、何も考えないとマイナスに考えがいってしまうそうです。ヘレンは、伝記として語り継がれています。尊敬する人物です。
しかし、彼女も苦悩はあったと思います。私たちのように悩みや不安もあったはずです。
だからこそ、喜びの大事さを感じ、同じ障害にに苦しんでいる人々を励ますために世界で講演活動を行ってきたのでしょう。
今でこそ、障害のさまざまな理解を呼びかける活動や障害者の利用施設を増やそうという活動はありますが、ヘレンの生きた時代は、障害者への認識が社会では、低かったのです。
彼女が講演することで障害への理解にもつながっていきました。彼女だからこそ、成し遂げた、人生です。
まとめ
ヘレン・ケラーの言葉は、ほかにもたくさんあります。
私が初めてクリスマスにもらった本がヘレン・ケラーでした。サリヴァン先生と「ウォーター」を見つけるまでの伝記でしたが、衝撃だったことを覚えています。
今、大人になってあらためて、ヘレン・ケラーの名言を聞いて、人生の励みになりました。うまくいかないことは、当たり前。その中で自分で何を探していくかが重要です。
こちらも名言も元気が出ます^^