ハリウッドの黄金時代に活躍した名女優と言えば、オードリー・ヘップバーンの名前を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
永遠の妖精と呼ばれるにふさわしいキュウとで気品ある姿には、時代関係なく今も多くの人を惹き付けて止まないようです。
また、晩年はユニセフ親善大使として貢献したことでも知られています。
そんなオード―リー・ヘップバーンが残した名言には優しさが溢れた彼女らしい言葉が数多く残されています。
今回は、オードリー・ヘップバーンの名言をご紹介致します。
オードリー・ヘップバーンとは?
オードリー・ヘップバーンは、1929年ベルギーでイギリス人の父とオランダ人の母のもとに生まれ、幼少期はベルギー、イングランドで過ごし、10歳頃、両親の離婚を機にオランダにいる祖父の元で暮らす事になります。
その後、第二次世界大戦終戦後、母とロンドンに移住し、生活を支えるために映画やテレビ、舞台と女優の道を目指す事になります。
そんなオードリー・ヘップバーンが残した代表作には、「ローマの休日」(1953年)や「戦争と平和」(1956年)、「ティファニーで朝食を」(1961年)、「マイ・フェア・レディ」(1964年)、など多くの人気作品があり、また様々な賞も獲得しています。
1988年に女優業を引退した後はユニセス親善大使として仕事に捧げ、アフリカ、南米、アジアの恵まれない人々への援助活動などに貢献しています
しかし、数々の勲章を授与し精力的に活動していましたが、1993年63歳の時、結腸癌から虫垂に転移した事で、最期はスイスの自宅で静かに息を引き取ったと言う事です。
そんなオードリー・ヘップバーンが残した名言には強さの中に優しさの込められた彼女らしい言葉が数多く残されています。
オードリー・ヘップバーンの名言①
美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。
美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。
For beautiful eyes , look for the in others ; For beautiful lips , speak only words of kindness .
この言葉は、サム・レヴェンソンの詩の一説であり、2人の息子にクリスマス・イブの夜朗読したものと言われています。
確かに、他人の欠点ばかりを目で追う人は、やがて心の中も荒み、それが表面にも現れるようになり、言葉からも優しさが感じられなくなるものですよね。
オードリー・ヘップバーンのキラキラと美しく輝く瞳も、常に微笑みを忘れないキュートな唇も、このように美しい感性を持ち合わせていたからこそ、内面から自然に滲み出てくるものと言えますよね。
オードリー・ヘップバーンの名言②
私の最大の願望は、所謂、キャリアウーマンになる事ではなく、キャリアを築くことです。
My biggest desire is not to become a so-called career woman , but to build a career .
名女優として活躍し続け、数々の賞を獲得したオードリー・ヘップバーンの真の目的は、母との生活費を得る為であり、賞を頂くことではなかったようです。
その為、仕事をしてもキャリアウーマンとしての名声などより、自分のキャリアを築くことに大きな意味があると言う事を伝えているのかもしれません。
人間はどうしても自分の手柄や実績を残したいと思いがちですが、それよりもキャリアを築くことの方が大切と考えるオードリー・ヘップバーンはやはり素敵ですよね。
オードリー・ヘップバーンの名言③
威張る男の人って、要するにまだ一流でないって事なのよね。
In short it’s not that they are still top notch .
現代は、「パワハラ」と言う言葉が横行していますが、実際、パワハラをする男の人の私生活は自由がなく抑えられている場合が多いものです。
その鬱憤を晴らすために部下や弱者に当たっているわけですから、とても一流とは言えませんし、「そんな暇があるのならキャリアを築きなさい」とオードリーに言われそうですよね。
この時代でこんな事を考えられるオードリー・ヘップバーンはやはり強い女性かもしれません。
オードリー・ヘップバーンの名言④
人は、物以上に回復して新しくなり、生き返り、再生し、報われる事が必要なの。
決して誰も見捨ててはいけません。
People , even more than things , have to be restored , renewed ,revived , reclaimed , and redeemed ,never throw out anyone .
オードリー・ヘップバーンは、戦争によって全てを失った事で逆境に負けない強さを身に着け、戦争の後に食料、自由、健康、家庭と人の命が戻ってきた事に深い感謝の念を抱き、全てにありがたみを感じたとも言っています。
日本は他国と比べると平和である為、日常が当たり前のように過ぎてしまい、水や食べ物にありがたみを感じない現代人は増えているのかもしれません。
しかし、震災などを経験した者はオードリーのように日常が戻ってきた事や水の大切さ、食料の大切さ、そして人の命の尊さに改めて気づかされたと言えます。
オードリーの言葉によって改めて実感させられた感じがします。
オードリー・ヘップバーンの名言⑤
歳をとると人は、自分に二つの手がある事に気づきます。
1つは自分を助ける手、そしてもう一つは他人を助ける手。
As you grow older you will discover that you have two hands ; one for helping yourself , the other helping others .
オードリー・ヘップバーンは、女優業を引退した後、1988年~1992年まで恵まれない人々の援助活動に貢献しており、国際連合児童基金のユニセフ親善大使として仕事に捧げた事は記憶に新しいですよね。
強くて優しさにあふれたオードリーの人生観と価値観には敬服しますし、自分もそうでありたいと願いました。
まとめ
永遠の妖精と言われたオードリー・ヘップバーンの美しい瞳やキュートな唇は彼女の価値観から生まれたものとも言えますし、華やかな女優業を引退した後、人を救うために仕事に捧げたと言う生き方は、強靭な強さが必要であり全てを包み込む優しさも必要です。
そんなオードリーは、誰よりも心の美しい人であり、人々の光として永遠にあり続ける存在と言えますよね。
以上、オードリー・ヘップバーンの名言を英語で!~「美しい唇」他も紹介~の記事でした。
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