NBA80年代の史上最高のスーパースターと言ったら、マジック・ジョンソンの名前を知らない人はいないのではないでしょうか。
魔法のようなパスさばきで多くの選手を翻弄させ、勝利に導く姿はチームにとってなくてはならない存在であり、ある意味「神的」でもありますよね。
しかし、絶頂期のさなか31歳のシーズンを最後にHIVに感染したことを理由にNBAを引退することになります。
現在はレイカーズ球団の社長と言う実業家でもあり様々な活動を行っています。
今回は、マジック・ジョンソンの名言集を英語付きでご紹介致します。
マジック・ジョンソンとは?
マジック・ジョンソンは、1959年8月14日、ミシガン州ランシングの小さな町で7人兄弟の4番目として産まれ、幼少期からバスケットボールの強豪校に進学することを夢見て暮らし、白人が多く通うエルベック高校に進学した後、4年生の時、27勝1敗の成績をあげるまでになったとされています。
この当時に生み出されたパスが「ノールックパス」と称され、後に世界中のバスケットボール界を轟かせる事になります。
実はマジック・ジョンソンの本名はアービン・ジョンソンであり、相手を見ないパスをまるでマジックのようだと言う事から、名前の由来にもなっています。
また、206cmと高長身でありながらポイントガードをポジションにし、更にはオールマイティに活躍できる選手としてコーチに称賛されることにもなり、全米の大学から勧誘が殺到したと言われています。
その結果、ミシガン州立大学に入学したのですが1979年の2年生で中退し、その後NBA入りを決意し活躍する事となり、5度の優勝、そしてファイナルMVPを獲得するまでになります。
このようにしてNBA史上最高のスターとも言える存在となったようですが、残念な事に1992年、自らHIVの感染者と言う事を表明し引退を決意することになりました。
しかし、医学の進歩もあり病状が安定していると言う事でその後バルセロナオリンピックに出場し、ドリームチームの一員として金メダルを獲得しており、現在は実業家として活躍しています。
そんなマジック・ジョンソンの名言には、顔からイメージできる優しさあふれる言葉が多くあります。
マジック・ジョンソンの名言①
人生は勝つ事もあれば負ける事もある。
僕にとって一番許せないのは、やめてしまう事だ。There’s winning and there’s losing and in life both will happen.
What is never acceptable to me is quitting.
NBAで80年代のスーパースターとして活躍し続けたその絶頂期に試合前の健康診査で自分がHIVに感染している事を知ったマジック・ジョンソンですが、その当時はまだHIVに対する知識もなく、周りの選手にも影響を与える事を考え、引退を決意することになります。
試合をして負けた場合は、次の試合では勝つと言うチャンスもありますが、引退をすればそこで全てが終わりになる為、マジック・ジョンソンにしてみれば
苦渋の決断だったと思います。
マジック・ジョンソンの名言②
才能だけでは十分ではない。
例外もいるけどベストなプレーヤー達は皆、努力の量が違うんだ。Talent is never enough.
With few exceptions the best players are the hardest workers.
どんなに体格や技術能力が優れていても努力に勝る天才はおらず、その努力の量によっても差が生じてしまうものです。
歴代のトッププレーヤー達も人の何倍もの努力を積み上げてきたからこそ、その地位を獲得できたのだと思います。
どんな世界も努力なしでは頂点は掴めないものなのですね。
直ぐに諦めてしまう私には、大変参考になる言葉です。
マジック・ジョンソンの名言③
良い選手と言うのは最初にコートに来て、最後に帰るものだ。
A good player is one that comes to the court first and returns last.
この言葉は、古い時代に生きた人間なら誰もが口にする言葉だと思いますし、運動に限らず、全てにおいて言える言葉ではないでしょうか。
人よりも遅れて来ると言う事は、言語道断であり、最後のあと片付けまでする事は人として礼儀でもありますよね。
常にそんな心意気を忘れない人間でありたいと思います。
マジック・ジョンソンの名言④
全ての子供に必要なのは救済と希望と彼らを信じてあげる事ができる人なんだ。
All kids need is a little help, a little hope and somebody who believes in them.
幼少期からバスケットボールをに携わり、名門高に進学することを夢見ていたマジック・ジョンソンですが、家が境界線のすぐ外に位置するため、ミシシッピー州が出した強制バス通学制度から外れる事になり、やむなく白人の多いエベレック高校に強制的に通わされる事になります。
当時は人種差別が社会問題にもなっていた事から迫害される黒人も多かったようです。
そんな状況の中、マジック・ジョンソンは「ノールックパス」を生み出し数多くの勝利をもたらす事によって自分を認めさせる事に成功したわけですが、落ちこぼれてしまった黒人をみて心を痛めていた事は確かですよね。
そんな事から全ての子供たちに必要なのは、信じてあげる人間と救済、そして生きる希望を与えてくれる人だと強く思ったのではないでしょうか。
マジック・ジョンソンの名言⑤
「君には無理だよ」と言う人の言うことを聞いてはいけない。
もし自分で何かを成し遂げたかったら、出来なかったときに人のせいにしないで自分のせいにしなさい。
多くの人が僕にも君にも「無理だよ」といった。
彼らは君に成功してほしくないんだ。
何故なら、彼らは成功できなかったから途中で諦めてしまったから。
だから君にもその夢を諦めて欲しいんだ。
不幸な人は、不幸な人を友達にしたいんだ。
決して諦めては駄目だ。
自分の周りをエネルギーで溢れ、しっかりした考え方を持っている人でかためなさい。
自分の周りを野心で溢れ、プラス思考の人でかためなさい。
近くに誰か憧れの人がいたらその人にアドバイスを求めなさい。
君の人生を考える事ができるのは君だけだ。
君の夢が何であれ、それに向かって行くんだ。
何故なら、君は幸せになる為に生まれてきたんだから。Don’t listen to what people sey “You are impossible”.
If you want to accomplish something yourself , don’t blame others when you can’t do it , blame it for yourself.
Many people said “neither to me nor you” is impossible.
They don’t want you to succeed.
Because they couldn’t succeed , because they gave up on the way.
Therefore , I want you to give up that dream.
Unhappy people want to make unhappy friends .
Never , don’t give it up.
Fill with yourself with energy filled with energy and having a solid idea.
Overflow yourself with ambition and consolidate with a person of positive thinking.
If anyone longed for abmiration , ask him for advice.
You alone can think about your life.
Whatever your dream , I will head to it.
Because you were born to be happy.
これは、ある一人の黒人の少年に贈った言葉とされており、マジック・ジョンソンの優しさがあふれた力強い言葉でもあります。
自分自身、差別の中で悔しい思いをした経験から生まれた言葉でもあると言えますが、マジック・ジョンソンの顔と同じように優しい人柄が覗けるメッセージであり、多くの人の心を幸せにする言葉として伝えられる事を信じています。
まとめ
NBAで80年代のスーパースターと言われたマジック・ジョンソンは、人種差別などの弊害もあったものの、持ち前の明るさとバスケットボールによって自分の存在を認めさせる事に成功しました。
そして相手を見ないでパスする「ノールックパス」と、206cmと高長身であるにも関わらず、ポイントガードをポジションとし、NBAの伝説のスタートへとのぼり詰める事になります。
何事にも自分を信じて、諦めない生き方を貫いてきた人生でしたが、1992年、HIVの感染によって引退を決意することに・・・
やめると言う事にたいして我慢ならないマジックジョンソンには苦渋の決断だったのではないでしょうか。
しかし、これまで築いてきた功績は周りからも認められ、やめても未だにNBAのレジェンドとしてその功績をたたえられています。
以上、マジック・ジョンソンの名言集を英語付きで紹介しました。
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