尾崎豊 名言



あなたは、自分がなぜ生きているのか?

生きているのが息苦しかったり、自分をどうしたらいいのか見失ったりしたことはありませんか?

人間生きていると、どうしようもない苦しさややりきれない悔しさを感じることがあります。

自分自身に感じたり、他人に感じたりさまざまです。

その苦しさを乗り越えると、また違う世界が見えてくるのですが、苦しいときは、その苦しさに気持ちがいってしまい、つらく感じ、長いトンネルに入った気持ちになります。

そんな生きていることの切なさや社会への不条理さを歌った方がいます。

尾崎豊さんです。

尾崎豊とはどんな人?

尾崎豊 名言集



今でも若い世代から50代、60代まで支持されています。

尾崎豊さんは1965年に東京で生まれました。しかし、その命は短く、26歳で亡くなっているのです。

代表的な曲は「十七歳の地図」「I love you」があります。

尾崎豊、というと「自由」「反支配」や「罪」などの難しい歌詞のテーマ、声からでるメッセージ性の強さがあります。

歌詞の世界観のすごさから1990年代のカリスマシンガーとして騒がれました。

プライベートでは、結婚し、子供をもうけますが、精神的に不安定な時期もあり、ヒットの裏で契約した事務所を度々変わるなどのトラブルもありました。

26歳で亡くなった原因は、覚せい剤中毒による肺水腫といわれていますが、いまだに謎のある死因です。若い才能があるための苦悩があったのかもしれません。

尾崎豊の名言①

なんとなく暮らしやすくなった、みたいに思うかもしれない。
だけど、そういう暮らしやすさに妥協して、本当に大切なもの、失くしちゃいけないものを、失っていく怖さみたいなものを、僕はいつも感じている。

私は、尾崎豊のこの言葉、1つ1つに今さまざまなことを感じます。

若いころ、10代のときは、まわりがピンク色のように楽しくて感じることはなかった、グレーな気持ちの部分です。

そう、本当に大切なものが身近に、当たり前にありずぎて、そのことも忘れて暮らしやすい、簡単に手に入る、簡単な幸せを求めているのかもしれません。

ブランドのバッグ、便利な家電や高級な車、SNSにネットショッピング。

そのなかで、確実に自分の時間はネットに支配され、他人と比べて自分の幸せを見失っているのかもしれません。

というか、幸せって何かを分からないまま、誰かと同じことに安心して生きている気がします。そう、失っていることにも気がつかないまま・・・

尾崎豊の名言②

生きること、それは日々を告白してゆくことだろう

この言葉は、ずっしりきます。

そして、とても20代の言葉とは思えません。

なぜなら私は家族ができて、自分が病気を経験して、さらには人間関係で悩んで、だから理解できる言葉なのです。

尾崎豊は、20代でこの考え方を、言葉にしたというのは、本当にすごい人であり、繊細で、寂しいけど人を寄せ付けない孤独な部分を持っている方のではないだろうかと感じました。

尾崎豊の名言③

大人になっていくという恐怖感はない。
ただ、もっと純粋になりたい、という欲求が強くなってきているんだ。

尾崎豊は、とても純粋だった、と私は思います。

純粋だったから、大人の世界が罪で不自由なエゴの世界に見えたのではないでしょうか?

私は、人間誰しも、よく思われたくて、心から感じていないことや社交辞令など言う部分があると思っています。

それは罪でないし、よく思われたいのは、大人の社会だけではなく、子供の社会でもあります。

ただ、大人の社会では、それが出世や仕事、生活に直結する、生きるために純粋ではなくなることが生きていく・・・につながっていることがあります。

もちろん、大人の世界もエゴの固まりでも、不純な世界でもありません。すべてでは、ないのです。しかし、そこが尾崎豊には窮屈でしんどい世界だったのでしょう。

尾崎豊の名言④

人ひとりが幸せになるか、不幸になるかは、そばにいる人のちょっとした優しい言葉だったりすると思う。

わかります。感じます。

私には、どうしようもない、落ち込んだとき、苦しいときに悩みを話せる友達がいます。彼女にもらう言葉は、厳しさも優しさも含まれています。怒られることもありますが、そこには優しさがあります。

その優しさを感じると、苦しさが軽減します。

苦しいときに救われる一言があります。

簡単に見つかる相手ではありません。

私は、転勤が多いので、常に恵まれた人間関係があるわけではありません。

しかし、今、彼女に出会えたことは感謝しています。離れることがあっても、彼女の言葉を忘れることはないからです。

尾崎豊の名言⑤

人生なんて毎日少しづつ自分の心の財産を支払いながら生きていくようなもんだって

尾崎豊の人生に対する名言は、いろいろあります。

どれも的を得た、共感できる言葉ばかりです。

彼が20代の人生を終えるまでどんなにすごい経験をしていたかは、私の想像できるところではありません。

彼がもう少し長く生きていたら、もっとすばらしい言葉で私たちの生きる道しるべを作ってくれたのかもしれない・・・

そう感じる言葉です。

心の財産・・・支払っています。毎日、生きることがつらいと感じる日々もありました。
しかし、その中から小さな優しさや感謝、感動を感じて生きています。

そして、心が磨り減って、心の財産が減っていきます。増える、減るの繰り返しです。

まとめ

尾崎豊 名言集



尾崎豊の世界、40歳にして実感できる私は、まだまだだな・・と感じます。

生きることは死ぬことより難しい

と言う言葉をどこかで聞きました。

まさにその通りだと思います。

尾崎豊もそんな気持ちを抱きながら20代の人生を突っ走っていたのかもしれません。

早過ぎる死です。

もっと大人の世界で生きて、生き抜く尾崎豊を見たかったです。

彼の言葉をもっと聞きたかったです。


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