イビチャ・オシムという名前、サッカーにそれほど詳しくなくても知っている人は多いのではないでしょうか。
筆者もそれほどサッカーに詳しくはありませんが、存じ上げております。
ジェフ千葉の監督をされたことがきっかけでした。
世界的に有名な方でも、実際日本で活躍または活動されないと、なかなか意識しないものですし、お名前やお顔を覚えることは難しいものです。
サッカーが好き、精通している方なら知っていて当然なのかもしれませんが……
ここではサッカーをよく知らない方でも「なるほど」と頷ける名言を集めてみました。
まず、イビチャ・オシムとはどういう方なのか、簡単に説明させてください。
イビチャ・オシムとは?
1941年生まれ、現役時代のポジションはフォワード、身長は191センチとサッカー選手にしてはかなり高いのではないでしょうか。
1978年に現役を引退、その後は監督としてサッカーに携わっていきます。
日本で監督をしたのは2003年から、ジェフユナイテッド市原・千葉、2005年にはJリーグヤマザキナビスコカップで優勝へと導きます。
2006年に日本代表の監督に就任しますが、2007年11月、脳梗塞で倒れてしまいます。
一命はとりとめ、その後も日本サッカーに貢献し、契約満了で退任、2009年1月、日本を後にします。
日本のサッカーファンに好かれていた監督のひとりではないでしょうか。
とくに、ジェフ千葉にとっては、感謝してもしきれないほどの存在であったと思います。
イビチャ・オシムの名言①
「誰の真似もする必要はない。自分達の道を探しなさい」
「Whose, it isn’t necessary also to imitate. Look for your track.」
日本では多数派に属すれば同士として受け入れられやすくなる風習があり、自我を前に出し少数派でいれば変わり者のような感じに扱われてしまいます。
無意識に誰かの真似をして大多数派に属してしまったという経験はないでしょうか。
自分らしく自分の決めた道を探しそこを歩く人はなかなかいません。
結構冒険する羽目にもなりますし、穏便になんとか目立たず生きていきたいのが正直なところです。
でも、それで本当にいいのでしょうか。
ふと自分の人生を振り返った時に後悔はありませんか?
そうならない為にも、この言葉は迷う気持ちの背中を押してくれるものになると思います。
イビチャ・オシムの名言②
「やることをやってもし負けるのなら、胸を張って帰れるはずだ」
「If doing doing and discounting, you should be able to throw out your chest and return.」
よく、メダルを取れなくて謝罪する選手、勝てると思われていた試合に負けて謝る選手の姿を見ます。
なぜ謝るのでしょうか。
その時にもてる力を出して負けたのなら胸を張ればいいのです。
やれることをやったと判断できるのは、選手本人にしかできないことです。
それを外野がとやかくいう資格はありません。
仕事や勉強での結果にも言えることと思います。
その時、やれることをやったけれど結果が伴わなかったのなら、胸を張って上司や親に結果報告すればよいのです。
イビチャ・オシムの名言③
「大事なことは、昨日どうだったか、明日どうかではなく、今日一日を大切にすること」
「Make today, tomorrow for one day, not, please important to how an important thing was yesterday.」
この言葉はどの世代にも共通すると思います。
人生、いつまで続くがわかりません。
過去を振り返るな、前だけを見て歩け、でも明日のことは考えるな、今日、この瞬間を大事にする、意外と難しいものなのです。
失敗を引きずってしまったり、今より明日の何かが楽しみだったり、そんな経験あると思います。
もしかしたら明日はないかもしれません。
明日がある保証はないのです。
だからこそ、今この瞬間を大切にしなくてはいけないのです。
歳を重ねると、この言葉の大切さと重さが感じられていくものなのです。
イビチャ・オシムの名言④
「サッカーは絶対に一人では成立しない。君たちの人生も同じだろ?」
「Soccer is never concluded by itself. Is your life also same?」
チームプレイのスポーツは確かに一人では成立しませんが、個人プレイのスポーツはひとりで成り立っているでしょうか。
実は、成り立っていません。
対戦相手がいなくてはゲームにはなりませんよね。
またそれらスポーツを教えてくれる人がいなくてはなりません。
独学という方法もあると思いますが、その独学はどこから得るものでしょうか。
道具も場所も必要です。
それらを提供してくれる人がいるから成り立っています。
それと同じで人生も同じなのです。
もしかしたらひとりで生きていけていると思っている人がいるかもしれませんが、生きていくには食べていかなくてはならず、その食べ物を作る人が必要です。
自給自足ならと言われてしまえばそうなのですが、では病気やケガをした時はどうでしょうか。
助けてくれる人や治してくれる医者、または治療薬を開発した人がいるからこそ、生きていけているのです。協力し合う心を忘れてはいけない、そういう教訓にも取れる言葉です。
イビチャ・オシムの名言⑤
「やったことが返ってくるのが人生というもの」
「Something that a done thing is returning calls a life」
自身の行動は良いことも悪いことも人生の中で返ってきます。
すぐ返ってくることもあれば、忘れた頃に返ってくることもあります。
善い行いの結果が返ってくる、これはお礼の何かではなく、自分が困った時に手を差し伸べてくれる人がいるということです。
困っている人を無視してしまえば、自分がその立場になった時、誰も助けてくれないこともあります。
努力や精進という姿勢も大切です。
その成果はいずれ自分自身に返ってくるはずです。
それこそがいつか人生経験として誰かの助けになるかもしれません。
この言葉からはそんな意味合いも感じ取れます。
まとめ
イビチャ・オシムさんの言葉はサッカーという括りに偏らず、人生という大きく長い道を歩む若者に向け、とても励みになる言葉をたくさん残していると感じました。
もちろん、サッカーに関係する言葉であっても、それはもっと広い世界にも通ずるものがあります。
指導者として驕ったような言葉でなく、道しるべを示してくれているようにも感じました。
彼はたくさんの言葉を残しています。
短い言葉から、長い言葉まで、本当にいくつもあるのです。
今回は人生というところにポイントを置き共感できそうな言葉を選択しましたが、もっといろんな言葉を知っていただきたく、ぜひ彼の名言を検索していただきたいです。
こちらの名言もおすすめです^^