F1レースと言えば、「T-SQUARE TRUTH」の軽快なBGMとサーキット場で轟くエンジン音が魅力的ですよね。
日本では、亜久里、右京、そして佐藤琢磨、海外ではシューマッハやハミルトン、そしてアイルトン・セナなどは今も尚多くのファンが居続けています。
特に、アイルトン・セナは古舘伊知郎さんが実況中継したことで「音速の貴公子」として名を残し伝説の名ドライバーとして多くの人に愛され続けています。
そんなセナが残した名言には沢山の情熱のこもった言葉が多く、学ぶ事が多い内容です。
今回は、アイルトン・セナの名言集~英語版、ポルトガル語版(一部)も紹介いたします。
アイルトン・セナとは?
1960年、ブラジル・サンパウロで生まれたアイルトン・セナの本名は、アイルトン・セナ・ダ・シルバであり、裕福なシルバ家の長男として産まれました。
4歳の時の誕生日に父からレーシングカーをプレゼントされて以来、F1を目指す切っ掛けにもなり、後に13歳でレースデビューすることになります。
その成績は、F1世界チャンピオンを3回も獲得するまでになり、通算出走回数161回で41勝、表彰台80回、ファステストラップを19回記録し、中でもポールポジションが65回と偉大な記録を残しており、伝説の名F1ドライバーとしてセナの名を轟かせるまでになりました。
しかし、1994年5月1日に行われたF1サンマリノGPのレースの最中に事故死することに・・・。
この事故は中継中に起きた為、世界中が悲しみに包まれた瞬間でもありました。
そんな生と死の狭間を生きたアイルトン・セナが残した名言は私達の心に深く突き刺さるものがあり、勇気づけられる言葉も数多く残されています。
アイルトン・セナの名言①
自分が出来ると心から信じる事ができれば、必ずやれる。
I can do it .I can do it if I can trust from my heart.(英語)
Voce pode fazer isso se puder acreditar de si mesmo que po de faze-lo.(ポルトガル語)
天才と言われたセナも、何度か大怪我をしており、試合前日にも友人が予選で事故死した事などを知り、不安感をもった事もあるようです。
しかし、次の日にはそんな事を気にすることなくいつも通り落ち着いた状態でレースに臨んだと言う事ですが、この時この言葉を自ら発し、奮い立たせたとも考えられますよね。
確かに、何となく自信が湧いてくる魔法の言葉でもあります。
アイルトン・セナの名言②
いくら自分に完璧を求めても完璧な人間なんてどこにもいない。
結局、自分や他の人の失敗から学んで行くしかない。No matter how much you ask yourself for perfection, no one is perfect.
After all, l have no choice but to learn from myself and other failures.
確かに天才と呼ばれる人でも何処かで努力はしているものですよね。
どんなに才能があっても日々鍛錬しないと落ちてしまうものですし、自分自身だけの考え方だけでは進歩は望めない物です。
他人の失敗などを知る事で学ぶ事はありますよね。
日本人向けするこの言葉をセナが考えていたと思うと、セナが身近に感じて嬉しくもなります。
アイルトン・セナの名言③
2位になると言う事は敗者のトップになると言う事・・・
勝と言う事はドラッグみたいなもの・・・
状況がどうあれ2位や3位じゃ満足できない。
生と死の極限で戦うと言う事は失敗は許されない物ですし、やるからにはやはりトップを取らなければ意味がないのでしょうね。
とても共感を得られる言葉ですが、私の場合は途中で挫折してしまうかもしれませんけどね。笑
レーサーでいられる事に喜びを感じているようにもとれる言葉ですよね。
アイルトン・セナの名言④
僕たちはいつも限界で闘っている。
マシンも人間もだ。
それがモーターレーシングでありF1なんだ。
これは名言③と絡んだ内容でもありますが、人間とマシンを一体化させた考え方ができるのはセナだからこそ言えるのかもしれませんね。
セナの技術はマシンの能力をも限界まで引き上げてしまうものであり、マシンと人間がバラバラではF1とは言えないのかもしれませね。
マシンと共にレースを楽しんでいるようにもとれる言葉でもあります。
アイルトン・セナの名言⑤
僕に生命を与えてくれるのは闘いだけ。
この挑戦がなければ僕はもう存在しないだろう。もし僕が生きるんだったら思う存分密度の濃い生き方をしたい。
そうじゃないと人生が台無しになってしまう。
だから僕はひどい怪我をして病院で唸っているのも好きじゃない。
もし事故で命を失うような事になるんだったら一瞬に終わって欲しい・・・。
レーサーとして闘い続ける事が自分の生き方だとでも言っているようでもあり、レーサーとしてあり続ける為には常に満足できる闘いをしなければならず、事故を起こした場合は一瞬で終わりたいとも考えているセナの気持ちに家庭やパートナーの存在が無いのは悲しいことですね。
やはりセナにとってレーサーとは、人生のすべてだったのでしょうか・・・。
もし私がセナのパートナーだとしたら、それがセナのすべてと受け入れ、レーサーとしてのセナとサーキット場、そしてマシンのすべてを愛したかもしれませんね。
やはりセナは私達にとって永遠に伝説のヒーローなのです。
まとめ
F1サンマリノGPレース中、首位走行していたにも関わらずコンクリートバリアに衝突し帰らぬ人となってしまったアイルトンセナの人生は、最期までレーサーとして全力を尽くした人生だった事は名言などでも知る事ができましたね。
その後、フォーミュラ側とサーキット側の両者において新たな安全対策が講じられた事でこれまでのレース中の死亡事故は起きていないと言う事ですが、もっと早くこれに気づいていればセナもこんな事故で亡くなる事は無かったのではないかと残念にも思います。
しかし、34歳の若さで自分の人生とも言えるレーサー中に事故死したと言う事は、ある意味本望でもありセナにとっては精一杯、楽しく生きた人生でもあると言えます。
F1名レーシングドライバーとして私達の心の中には伝説のヒーローとして永遠に生き続ける事は間違いないでしょうね。
以上、アイルトン・セナの名言集~英語版、ポルトガル語版(一部)~の紹介でした。
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