あなたは、落ち込んだとき、悲しいとき、乗り越えるための言葉を持っていますか?
自分を励ます言葉を持っていますか?
私は、持っています。
この時間はいつか終わる・・・
これは、自分が仕事や家庭などで忙しく、何もかもがうまく進まないとき、失敗して落ち込んで何もする気力がないときに、思い出す言葉です。
偉人の言葉ではなく、私のオリジナルの言葉ですが、なんとなく、気持ちに余裕が出るというか、仕方ない、目の前のものをしてみようと動き出すことができます。
今回は、日常でしんどいとき、疲れてどうしようもないとき、気持ちがボロボロなときに、歴史の偉人から、気持ちを切り替える言葉を紹介します。
無理に覚えることはなく、自分の心にすーっと入ってきた?なんて言葉があれば、幸いです。
今回の偉人は「ウィリアム・ジェームズ」です。
ウィリアム・ジェームズとは?
名前はご存知ですか?
ウィリアム・ジェームズは、19世紀から20世紀初頭を生きたアメリカの哲学者であり、心理学者です。
行動を重視した心理学を、彼のこの心理学は「プラグマティズム」という19世紀後半にできた新潮流です。
それまでの心理学や哲学は、思想や思考、頭の中で考え、理解するものでしたが、この「プラグマティズム」は、自分の心の自然な反応や考えたこと、やりたいと思いながら実行していないことや心の反応を素直に行動するなど行動を重視した考え方でした。
では、実際にどんな名言があるのでしょうか?
ウィリアム・ジェームズの名言をまとめてみました。
ウィリアム・ジェームズ名言①
楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。
We don’t laugh because we’re happy -we’re happy because we laugh.
まずは、この名言です。人は楽しいとか面白いから笑っているのではなく、笑うから楽しくなるのです。
笑ってみる、対して面白くないことも楽しくないことも笑ってみると、本当に面白くなってくる、いつの間にか笑っています。
しかし、逆になんとなく悲しい毎日を送っていたら、気持ちもなんとなく落ち込んで、しんどくなります。
笑う、その行為こそが大事なのです。
もし、落ち込んだり、つらいとき、笑ってみましょう。全然笑えないときもあります。仕事で大きなミスをしたとき、彼氏や彼女と別れた時、笑えません。
でも、ゆっくり笑顔を作ってみましょう。鏡に映ってみましょう。
最初は、気持ちが晴れなくても毎日少しずつ変わってきます。これが行動です。
ウィリアム・ジェームズ名言②
人間の本性の最も根源的な特徴は、自分を評価して欲しいという欲求である。
The deepest principle ln human nature is the craving to be appreciated.
私たちは、心の中に不平不満があります。
なぜ子供は、かたづけしてくれないのか?勉強しないのか?
なぜ彼女は、自分の話ばかりして僕の話を聞いてくれないの?
なぜ私はいつも怒られるの?
なぜ上司は、ひいきをするの?
なぜ私の評価が低いの?
なぜ家のことをいつも私がするの?
なぜ?なぜ?
そんな毎日のちょっとしたイライラや不満の根底は、自分以外の誰かへの期待、自分の行動への評価です。
ありがとう、ただそれだけでいいの!!と思った方は、この評価して欲しい、認めて欲しいという気持ちが根底にあります。
これは、当たり前のことです。
私たちは生まれてから誰かといる時間が多いです。その中で自分の生きる場所を探して、そこで承認という安心感が欲しいのです。
私も以前、親からもっとほめられたいとがんばったことがあります。
うまくいかなくて自暴自棄になりました。
承認とは長く続きません。
1つ認めてもらったら、次のもう1つが欲しくなるのです。
ウィリアム・ジェームズは、その考え方のメカニズムを表現した言葉といえます。
ウィリアム・ジェームズ名言③
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。Sow a though,reap an action.
Sow an action ,reap a habit.
Sow a habit reap a character.
Sow a charcter,reap a destiny.
この言葉、聞いたことありませんか?
私は、以前読んだ本にこの言葉が掲載されていました。ウィリアム・ジェームズの言葉とは意外です。
しかし、彼の心理学的な考え方を知った今、理解できます。
この言葉は、ウィリアム・ジェームズの心理学を表す代表的な言葉ではないでしょうか?心の変化で行動が変わります。
例えば、毎朝10分早く起きてゆっくりコーヒーを飲みたいと感じて、朝10分早く起きるようにします。
そうしたら、毎朝バタバタしていたのが、新聞を読みながらコーヒーを飲む時間ができ、余裕を持って朝の準備ができるようになります。
朝の目覚めがいいと、仕事や家事が集中できて、朝のスタートが気持ちよくできます。
そうすることで、すべてに余裕ができて、いままでカリカリしていた気持ちやイライラしていた感情が減ってきます。
今までやりたくても後回しにしていたことができるようになり、1日の流れがスムーズになり、新しい考えも生まれてきます。
このような、プラスの循環を手に入れることができるのがウィリアム・ジェームズの名言ではないでしょうか?
朝の早起きは、あくまでも一例ですが、ぜひ思い当たる、心の中に秘めたやりたいことを行動に移して見ましょう。小さな一歩でいいのです。
それが大きな一歩の意味となります。
ウィリアム・ジェームズ名言④
知恵とは、何を見、何に目をつぶるかを学ぶことだ
Wisdom is learning waht to overlook.
これは、仕事や時間の管理能力につながる名言です。
時間とは、大人から子供まで唯一平等に与えられたものだといいます。
時間とは、使い方1つで可能性を秘めた人間の最大のアイテムです。
この時間をうまく使う方が自分の人生をより豊かにできる可能性があるくらい大事です。
知恵があると、あれやこれやと手を付けてしまいたくなります。その結果、どれも中途半端だったということは、よくある話です。
だからこそ、限られた時間で優先順位を付けて自分には、今何が必要かを見極めます。つまりは、毎日の選択の大事さを伝えているように感じます。
ウィリアム・ジェームズ名言⑤
悲観主義は人を弱気に導き、楽観主義は人を力に導く
Pessimism leads to weakness, optimism to power.
まさに理解できる方が多い言葉ではないでしょうか?
泣いて、泣いて立ち直れないこともあります。楽に生きたらどんなにいいか?と考える方もいます。
自分の人生は恵まれていない、なぜこんなことになるんだ?ということもあります。
しかし、泣いたり、自分の環境を不満にいつも愚痴を言ったりしていても仕方ありません。気持ちが弱くなると自然と視野が狭くなって、いつまでもその考え方から脱却できません。
その悲しい気持ちや悔しい気持ち、怒りの気持ちはさらなる、つらさを生み出します。
落ち込んでもいい、悲しく泣いてもいい、そんな日は人生で訪れます。
楽観主義とは、難しい言い回しですが、つまり、悲しいこと、つらいこと、泣くことがあっても、そこから立ち直る力を人間は持っていることのように感じます。
その力が人を生きる力へと導いてくれます。誰一人、悲しくない人生のない人はいません。
ウィリアム・ジェームズは、その悲しみに埋もれることなく、自分の人生をあきらめないで生きる、その主義こそが力であり、人を強くするのだと語っているのではないでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
どれも行動に基づいていますね。
ウィリアム・ジェームズは、ほかにもさまざまな名言を残しています。
それは、私たちの生き方であり、人生という時間の過ごし方であり、行動から生まれる人間の強さを伝えているように感じます。
よろしかったら、ほかにも名言を見つけてみてください。
人生、いろいろです。人生という道が未知であるからこそ、ウィリアム・ジェームズの言葉が悩んだときの処方箋になるかもしれません。
よかったらこちらの名言もおすすめです^^