リトルミイと聞いてすぐ誰のことかわかる人はとてもその作品を愛している方だと思います。
おそらく多くの人はリトルミイでは誰のことかわからないでしょう。
しかし、ムーミンに出てくる玉ねぎ頭のミイといえば、顔を思い出し「あ~!」とわかることでしょう。
ミイはとても生意気な口調や言い回しという印象を持たれがちですが、実はそうではないようです。
時代が変わっても、創作の世界からリアルの世界に移動しても、ミイの言葉のひとつひとつに納得いただけるのではないでしょうか。
そんな言葉を厳選いたしました。
その前に、リトルミイとはいったいどんな設定だったのでしょうか。
リトルミイとは?
リトルミイはムーミンシリーズ(トーベ・ヤンソン著)に出てくる登場人物のひとりです。
リトルミイあるいはちびのミイと表記されることがあります。
赤いワンピースに黒い手袋、体は小さく、髪の毛は玉ねぎのような髪型をしています。
小さな女の子なのですが、物言いがとても生意気なのも特徴のひとつです。
しかし、その言葉ひとつひとつには彼女なりの考えや信念があり、納得できることの方が多かったりします。
母はミムラ夫人、ミイには多くの兄弟姉妹がいます。
文字で書くとミイですが、発音はミーとなるようです。
リトルミイの名言①
「だいたい、秘密というものは遅かれ早かれ、 自分で喋っちゃうものよ」
「Almost something as a secret is the one talked by oneself sooner or later」
自分で喋ってしまうかどうかはわかりませんが、やましい気持ちは意外と勘づかれてしまうものだと思います。
よく墓場まで持っていくと言い切る人もいますが、本当にバレずに持っていけているか疑問があります。
本当にバレずに終わることもあるとは思いますが、それは周りが鈍すぎたのか、もしくはとても自身に厳しい人なのだと思います。
もちろん、多かれ少なかれ人は秘密を持っています。
それをすべて打ち明けなくてはならないものでもないですし、誰かのためを思い敢えて秘密を抱えることを選ぶこともあります。
自分で喋ってしまう秘密は、あまり大事であったり知れたらまずいというものでもないのかもしれません。
できることなら、秘密を抱えることのない人生が好ましいのかもしれませんね。
リトルミイの名言②
「べつに…あたしはあたしでいいよ」
「I’m fine for me separately….」
誰かと比べるほど無駄なことはないと思っています。
とくに世間体を気にする人ほど、誰かと比較してしまうのではないでしょうか。
誰かと比べたところで、自身はその人にはなれません。
自分は自分、誰かになれるわけないので、比べるだけ無駄なのです。
自分は自分、だから自分を磨く、これこそ自分らしい生き方と言えるのではないでしょうか。
リトルミイの名言③
「何とかなる。それは、やることをちゃんとやってる人のセリフ」
「It’ll be somehow.Words of the person doing doing that neatly」
人生を重ねていくと、漠然と理由も根拠もないけれど「なんとかなる」と思うことってありますよね。
実際、なんとかなって胸を撫でおろす経験、筆者もよくあります。
よくよく思い返してみると、その根拠のない「なんとかなる」は今までの経験から算出されていたりしているのですよね。
また普段の素行などから手伝ってくれる人がいたりもします。
それらをトータルすると、ミイのいうようにやることをやっているから……といえなくもないです。
いつか起こるかもしれない自身のピンチを切り抜けるためにも、普段からやることはやり、そして困っている人の手助けをする、そういう心構えはなくしてはいけないように感じました。
リトルミイの名言④
「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって」
「Busily, there isn’t a person who says that he’s busy.You’re exerting yourself surely, I want you to praise.So it’s better to say so.You’re poor at how to use time, right?」
構ってさんのよくあるセリフともいえますが、本当に忙しい時もある。
別に褒めてほしいわけでもなく、どちらかといえば忙しいといえば余計なことを抱え込まなくてもいいので予防線を張っているということもあると思います。
ただその人の行動などを見れば、褒めてほしい構ってさんなのか、本当に忙しいのか、近寄ってほしくない予防線なのかわかるのではないでしょうか。
たしかに、普段通りにやっているはずなのに忙しいと感じる時は、時間の使い方が下手なのだと思うこともありますが……
リトルミイの名言⑤
「時々、誰かに言われた言葉がチクッて刺さってイラッてするときあるじゃない。それね、本当のこと言われてるからよ」
「The word which was sometimes called by someone, CHIKU, please, it sticks, and, IRA, please, when doing, I don’t have that.It’s that, really, because it’s being talked about.」
指摘されてカチンとくる時は本当のことを言われているから。何かを言われて怒るってことは本当のことを言われているから。など言い方は違いますが、普段の生活の中で言われた経験のある人も少なくないと思います。
しかし、意に反することを言われればいい気持ちはしないですよね。
大部分は真実を言われているからでしょうが、極稀に自尊心をキズつけられたなどの被害的意識で怒ることもありますよね。
言い方を少し変えるだけで言われた方も素直に聞き入れることもあるので、本当の指摘をするときほど、相手のことを考えてあげる必要があるように思います。
まとめ
こうしていくつかあるミイの言葉の中から選出しただけでも、同意できることが多いのがわかると思います。
大人になるとなかなか言えないこと、言われると素直に聞き入れられないこと、ありますよね。
昔はもう少し素直なところもあったのに……と感じたのなら、少しだけ童心に戻りムーミンを読むのもよいかもしれません。
きっとミイが今の自分に必要な言葉を投げかけてくれる、そんな気持ちになってきます。