芸術の世界と言うと少し敷居が高い感じがしてしまうのは私だけでしょうか?
言葉は悪いかも知れませんが、芸術家を一言で表すと「奇人」と言うイメージがどうしてもつきまとってしまいます(笑)。
非常に失礼極まりなくて申し訳ないのですが、凡人の戯言と受け取り、聞き流して下さい。
芸術家で著名な方を挙げれば数限りなく出てきますが、皆さんは「ピエール・ボナール」と言う人物をご存知でしょうか?
つい最近まで、東京六本木の国立美術館でピエール・ボナール展が開催されていたので足を運んだ人も多いかも知れませんね。
そしてこのピエール・ボナールと言う人物、聞く所によると、結構日本好きみたいじゃないないですか。
この時点で好感度UPですね、少し興味出てきました!?
じゃあ、興味の冷めない内にピエール・ボナールについて紹介して、それから彼の名言を紹介しましょう!
ピエール・ボナールとは?
最初にピエール・ボナールについて簡単に説明だけしておきます。
ピエール・ボナールとは1867年フランス生まれの画家です。
「ナビ派」に分類されますが、「ナビ派」についてまずは。
ナビ派と言うのは19世紀末にパリで活動していた前衛的な芸術家集団の事を指すそうです。
ボナールは日本美術に非常に感銘を受け、自身の作品にもその影響が出ています。
「日本かぶれのナビ」と呼ばれる程に日本美術に卒倒し、自身の作品に取り入れていた訳ですね。
ボナールは猫も好きだった様で、彼の作品には猫が多く出てきます。
まあ、猫のみならず動物全体が好きだった感もありますけど。。。
ボナールの作品には動物以外に女性がよく出てきます、しかも裸が多い(笑)。
これは彼の妻であるマルトがモデルであると言われています。
・・・あると言われている、と書きましたが実際の所は真偽不明みたいで、どうやらボナールには結構な数の愛人がおり、色んな女性を組み合わせている説があるみたいです(笑)。
モテ男は違いますね~、まあここの真偽に関してはオフホワイトって事にしておきましょう(笑)。
では、これからボナールの名言を紹介していきましょう。
ピエール・ボナールの名言①
真の友は共に孤独である。
True friends are lonely together.
真の友、をどの様に定義するかで解釈が少し変わってきそうですが、この言葉の真意を見つけるのは少し難しそうです。
真の友と言えど、双方完璧にお互いを理解する事は互いに別人格である以上難しく、どうしようもない壁があるかと思います。
相手を知りたい、分かり合いたいと言う欲求、友だからこそ理解したいと言う、欲求の狭間でこの壁にぶち当たり、完全な理解は出来ないと思い孤独に打ちひしがれるのでしょうか。
ただ、そこまで相手を思う、考えると言う事が「真の友」である証左なのだとは思いますが。
中々深く、色んな答えが出てきそうな名言ですね。
ピエール・ボナールの名言②
恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである。
Love loves people as they strengthen people.Friendship only people strong.
確かに恋愛に於いては人を強くもするし弱くもする両面性があると思います。
恋人に裏切られれば弱くなってしまうでしょうが、それを乗り越えれば強くもなれるでしょう。
ただ、ボナールの言葉に反してしまいますが、私は友情も人を強くも弱くもするのでは無いかと私は思います。
恋愛と同じ様に、裏切られれば傷つき弱くなってしまいますし、ケンカして友情に亀裂が入ってしまっても弱くなっちゃいますよね。
勿論、無二の親友を得られるほどの理解を深めた友が居れば、強くする、と言う部分は理解出来ますが、必ずしもそれだけでは無いと思ってしまいます。
皆さんはどう解釈しますか?
ピエール・ボナールの名言③
沈黙は愚人の知恵であり、賢者の美徳である。
Silence is the wisdom of a fool and is the virtue of a wise man.
これは浅はかな知識しか無いのにピーチクパーチク喋る迷惑な人に捧げたい言葉ですね(笑)。
知らないなら知らないなりに喋らなきゃいいのに、なんでこんなに浅い事を言うんだろうって人いませんか?
悲しいかな頭の中に何人か思い浮かんでしまうんですが、知らないなら亀の様に固まって喋らない事も1つの知恵と言う事ですね。
俗に言う「知ったかぶり」をして恥を書く事って多少なりともあるかと思うのですが、背伸びせず知らない事は知らない、と言う勇気も必要だと思います。
自分にとっても戒めの言葉の様にこの名言を心に刻んでおきます(笑)。
ピエール・ボナールの名言④
恋愛では信じてもらうことが必要であり、友情では洞察してもらうことが必要である。
It is necessary to have you believe in love,and you need to have insight in friendship.
恋愛に於いては信じられないとその時点で破綻してしまいますよね。
それは男女共同じであって、どちらか片方だけが信じていても成立しないでしょう。
しかし、友情では洞察・・・、とありますが、友情は洞察も必要でしょうが信じて貰う事も必要では無いでしょうか?
洞察とは本質を見抜く事でありますので、その部分は大事だと思うのですがそれだけでは無いと思うんですよね~。
どうもボナールと私は考えが合わないみたいです(笑)。
ピエール・ボナールの名言⑤
生活の術とは何もかも無くしてしまいながらも、全てを迎え入れる事が出来る術を学ぶ事である。
The art of living is to learn the technique which can accept everything though losing everything.
人間生きていく上で何もかもなくしたとて、また違う所から何かを得ますよね。
得るばかりではなく失う事も同数あるかも知れませんが、それら全て1つ1つが学びであるのでしょう。
全てに於いて可能性は無限大であると思いますが、無限である限り学び続ける事が出来ると思います。
1を失っても1を得る、これの繰り返しでは無いでしょうか?
何事に於いても受け入れられる度量を持てば、また色んな考え方も芽生えるのではないかと思います。
まとめ
ピエール・ボナールの名言を幾つか紹介しましたが、言葉の1つ1つに対し色んな角度から考え、様々な答えが出そうな名言が多かったように思います。
文中にも書きましたが、幾つか自分の考えと反する部分もありましたが、それも1つの答えなのでしょう。
この様な名言を紐解く際に、「答えはこれだ」と決めつけるのは良く無いと思うので、色んな答えに対し柔軟に考えられる様にしたいものですが、「?」が頭をよぎったのも事実でした(笑)。
それだけ、ピエール・ボナールの名言は私に「言葉の意味を考える」と言う事を教えてくれたのだと思います。
以上、ピエール・ボナールの名言集を英語付きで紹介!!でした!!
よかったらこちらの名言もどうぞ^^