ゲーテ 名言 英語 ドイツ語



あなたは、本が好きですか?

小説、エッセイ、ノンフィクション、文学小説、旅行誌、さまざまなジャンルの本がありますが、本を読むことはありますか?


私は、ファッション誌やエッセイが好きです。

今は、テレビや映画、ゲームやスマホアプリなど夜でも家で楽しむ遊びがたくさんありますが、電気のない時代、娯楽は、演劇や音楽を楽しんだり、本を読むことが夜の贅沢でした。


そんな時代には、絵画や音楽、文学がさまざまな流派で、すばらしい作品がたくさん生まれました。

18世紀に活躍した、小説家であり、詩人、政治家であった「ゲーテ」はご存知ですか?

ゲーテとは?

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ドイツ出身で、有名な小説は25歳のときに発表した「若きウェルテルの悩み」です。

ゲーテ自身が恋をした、そのかなわぬ恋がモデルとも言われている、悲恋でありますが、その切ないストーリーは、ゲーテの代表作として、今も有名な小説です。


さらに詩劇「ファウスト」は悪魔との契約をした主人公のストーリーでオペラでも有名な作品となりました。

小説家の性なのか?ゲーテそのものの人生観なのか?彼の恋愛も小説のように、いえ、ドラマ以上にドラマティックな恋愛、人生を送りました。


興味のある方は、ぜひ、この2つの作品を見たり、読んだりしてゲーテの世界にひたってください。現代にない、時間の流れや自然や心の描写を楽しんでください。

ちなみに、ゲーテは、フランス革命の時代を生きた小説家でさまざまな名言を残しています。

有名な小説家「ゲーテ」の名言集をご紹介します。

ゲーテの名言①

ここから、そしてこの日から、世界史の新たな時代が始まる

(ドイツ語)
Von hier und heute geht eine neue Epoche der
Weltgeschichte aus,und ihr konnt sagen,ihr seid dabei gewesen.

(英語)
From here,and it begins a new are world history this day.

フランス革命で勝利を収めた革命軍が、近代国家の軍隊プロシア(現;ドイツ軍)とと戦います。

フランスは、貴族や王室を追放して国民が中心となる国家を作ろうと革命を起こし、さらに近隣国家と戦います。


連敗続きのフランス革命軍ですが、1792年ヴァルミーの戦いで、プロシアを破ります。その出来事をみたゲーテが記した言葉です。

まさか、プロシア軍を倒すとは?というゲーテの賞賛や驚きが含まれていたと思います。それだけすごい歴史の変わる瞬間だったんですね。

確かに、フランス革命は、国民が王室を追放したことで近隣の王室政治の国は、恐れたとも言われています。国民が指揮を取る、今の近代国家の幕開けをうまく表現したゲーテの説得力のある言葉です。

ゲーテの名言②

人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。

(ドイツ語)
Was wichtig im Leben selbst ,und nicht das Ergebnis des Lebens.

(英語)
What is important in life ,and not the result of life .

この言葉には、重みを感じます。ゲーテ自身、命を絶とうと考えたこともあります。

さらには、女性への情熱的な愛情を持って、その恋愛に命をかけるといっても過言ではありません。ゲーテだからこそ分かる、この名言。


しかし、今、私たちが生きているこの社会でも、この言葉は、説得力があります。

ストレス社会と言われる近年、精神的に体調を崩す人も多いです。


自分の人生って?と考えることもあります。今日は最悪だった・・・と落ち込むことは、年に何回もあります。

ゲーテは、その人生の中でなにか成功しようとか、名声や地位を残そうとかではなく、この自分の思い通り行かない人生、しんどくて泣いて失敗して、落ち込んで、という出来事がある人生でも生きることが重要、命ある限り、生きるという行為をすることが大事だと語っています。


楽しいことも悲しいことも人生で半分づつ起こるといわれていますが、生きているとしんどいと思う日のほうが多い気がしますが、そんな日にも負けない、自分を取り戻す言葉ではないでしょうか?

ゲーテの名言③

もっと光を!!

(ドイツ語)
Mehr Licht!

(英語)
The more light

この名言は、ゲーテが亡くなる時に最後に言った言葉として有名です。

まさに生きるところまで生きたい!ゲーテの気持ちがあわられた一言です。


ただ、この言葉を言ったときのゲーテは、きれいな女性がいる、あの髪、あの美しさをはっきり見たい、だから、カーテンを開けてくれ、暗くて見えない、もっと光を・・・という言葉だったという記述があります。笑

真意は、はっきり分かりませんが、60代で最後の恋をしたという相手が17歳とも言われている、恋多きゲーテです。

命尽きるときまで、女性への思いがあったのかもしれません。

ゲーテの小説や詩劇の原点は、女性との恋愛であり、女性への情熱だったのかもしれません。私は、この最後の言葉に生きる!ことの力強さを感じました。

ゲーテの名言④

急がずに だが休まずに

(ドイツ語)
Wie das gestirn
Ohne hast,
Aber ohne jeder
Um die eigne last

(英語)
Without haste,but without rest.

ゲーテの「温順なクセーニエン」第2集からの名言です。


人生は長いです。

勉強にしても仕事にしても、期限前に急いで何時間も時間を費やすより、毎日こつこつ続けることが大事だということだそうです。

まさに、人生論です。


ゲーテの言葉は、今の私たちにも充分近いできる、環境も時代も違いながら今通用する言葉です。

まるで今の時代の悩みを理解しているかのようです。

私は、つい先延ばしにして、あわてる用事や仕事のことがあります。あの時早くしておけば・・・と後悔も数知れず。こんな気持ちは、ゲーテの時代に方にもあったのでしょうか?


毎日、こつこつ続ける継続の力は、どの時代にも大事なんですね。

ゲーテの名言⑤

光が多いところでは 影も強くなる

(ドイツ語)
Der schatten wird auch an Orten mit viel Licht starker
(英語)
There is strong shadow where there is much light.

この名言。

光り輝くと対照的な影が強い表現ですが、例えば、勉強ができる人がいます。輝いています。

あの人がうらやましいと思いますが、その人は影で一生懸命努力したからこそ輝いている、努力がある、その上の光と感じました。


しかし、ゲーテの解釈では、何か一方が光り輝いていると、もうひとつ、対比的なところが暗くなっているという解釈なのです。


私には、光り輝くものは、影で、みえないところでさまざまな失敗や挫折を味わっている、それがまた輝ける理由である、の方が人生観をうまく表現したゲーテの言葉として心に響く気がして、初めて聞いたときに感じた解釈です。


ゲーテの言葉をどう受け止めるかは、個人によって違う、と思っています。ぜひゲーテの名言を見てみてください。

まとめ

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いかがでしたか?

恋愛に情熱的で哲学としても、人生観を表現したすばらしいゲーテ。


ゲーテは、恋愛を通して、人生の考え方を私たちに教えてくれてるのかもしれません。


仕事や勉強で毎日憂鬱・・・なんて日がありますが、ゲーテの言葉でちょっと気持ちを切り替えていただければ幸いです。


よかったらこちらの名言もどうぞ^^