アントニ・ガウディ 名言 英語



【アントニ・ガウディ】

この名前を聞いて何をした人でどの様な人物なのか分かった方は中々博学な方ですね。


では【サグラダ・ファミリア】と聞いて何の事か理解した方、回答は暫しお待ちください。

それぞれが何なのか、と言うのは1つずつ説明していきますと、【アントニ・ガウディ】と言うのはスペインの建築家の名前で【サグラダ・ファミリア】は彼が出掛けた教会(まだ未完成で有名)の事です。


あくまでも個人的な意見なのですが、何故それぞれ分けて問いかけたかと言うと、アントニ・ガウディの名前は知っていてもサグラダ・ファミリアと結び付かなかったり、その逆も然りでサグラダ・ファミリアの名前は知っていても、それを手掛けたのがアントニ・ガウディとは知らない場合が多い気がしたからです。

超個人的意見なのでアテにならないかも知れませんが(笑)。


と言う訳で、今回はアントニ・ガウディを取り上げ、彼が残した名言をご紹介したいと思います。

まずは例に寄ってアントニ・ガウディについて簡単に紹介しましょう。

それではどうぞ。

アントニ・ガウディとは?

アントニ・ガウディ 名言 英語



まず最初にアントニ・ガウディと言う人物について簡単に説明だけしておきます。

アントニ・ガウディは1852年生まれ、スペインのカタルーニャ出身の建築家です。


建築家として彼が出掛けた作品で最も有名なのが冒頭でも取り上げた、サグラダ・ファミリアになります。

冒頭でもサグラダ・ファミリアは未完成と記載しましたが、1882年に着工され完成予定日は2026年と言われています。


少し話はガウディから逸れますが、何故サグラダファミリアは着工から200数十年経過した現在でも完成していないのでしょうか?

そもそも着工当初でさえ、完成まで約300年掛かると言われていたそうですが、今尚未完の理由として挙げられるのは下記の様な事が原因と言われています。


①予算的問題
②複雑な装飾と図面がガウディの頭の中



と言われています。

②についてだけ補足すると詳細な設計図をガウディは書かずにスタートし、イメージをスケッチで伝える方法を採っていた。

ガウディが事故により亡くなってしまい、全体像を把握している人物がいなくなった為、と言われています。


現在は僅かに残った資料とガウディの思考等を推測して作業をしているみたいです。

では下記よりガウディの名言を紹介しましょう。

アントニ・ガウディの名言①

【世の中に新しい創造などない、あるのはただ発見である。
There is no new creation in the world, it’s free discovery that it’s here.】

形無い物、即ち「無」の状態から物を作るのが建築家であるガウディの仕事だと思うのですが、この言葉から紐解ける事は世の中にある全ての物は元から存在している、と言う事でしょうか。

無から作り出すのではなく、元からある物「有」から、それをベースとし形を変えて作らなくてはいけない、と解釈出来るかと思います。


よく「0に何を掛けても0だが、1に何かを掛けると可能性は拡がる」って言いますよね。

これと近しい意味の言葉ではないでしょうか。

アントニ・ガウディの名言②

【美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない。
The beautiful shape is stable structurally. I have to learn structure from nature.】

この名言も先程紹介した①の名言とリンクする部分があるかと思います。

この文から察するに、ガウディ自身は本当に美しい物は自然の中に存在している、と考えているんですよね。


自然にある物と言うのは様々な環境下に於いて残ってきている訳で、残ると言う事は安定している、と捉えているのでしょう。

そこに美しさを見出し、自然と言うのは沢山の学びを与えてくれる、と言っている訳ですね。

アントニ・ガウディの名言③

【芸術におけるすべての回答は、偉大なる自然の中にすべて出ています。ただ私たちは、その偉大な教科書を紐解いていくだけなのです。
I receive all answers in art in the great nature. we’re just reading the great textbook.】

ガウディの思想が端的に分かる、と思い①・②・③と内容的に近しい文を連続で紹介させて頂きました。


この文からも察する事が出来る様に、ガウディの建築家としての発想・思想・信念と言う物は全て自然からインスパイアされていたのでしょう。

色んな物を考えるにあたって、閃く物は全て「有」の物がベースになると言う事で、その「有」と言うのは自然の中に「有る物」と言う事かと思います。


人間は「無」から物を作り出すのではなく、「有」から形を変え作るのだ、と言う訳なんでしょうね。

アントニ・ガウディの名言④

【物事を上手くやるために必要なこと。第一に愛、第二に技術。
Thing necessary to the purpose which does a matter well. First, love, second, technology.】

ガウディはこの文で「愛」と言う言葉を使っていますが、「心」とか「熱意」と言う言葉でも意味は同じかと思います。

これはどの様なシーンでも言える事だと思います。


勿論、技術が大事なのは理解出来ますが、それよりも前にその物事に掛ける熱意が無いと相手にも伝わらないのでしょう。

「気持ちは技術を凌駕する」、って言いますよね。

何事も心を込めなさい、と言われている様な気がしてきます。

アントニ・ガウディの名言⑤

【芸術作品というのは誘惑的なものじゃないとならない。また、オリジナルすぎても誘惑の度合いを失ってしまい、それは芸術作品ではなくなってしまう。
The one as awork has to be tempting. Even if it’s too original, the degree of the temptation is lost, that it’s a work, for any more.】

物作りの難しさを表している言葉では無いでしょうか。

物を作るにあたって、前提としてあるのは「人に好まれる物を作る」と言う部分があるかと思います。


それを省き自己を貫き独善的な物を作っても万人は受け入れてくれません。

そうなると結局は「自己満足」になってしまう、と言う訳ですね。


芸術と言うのは対象者(万人)に対し、心響く様な物や何かしらの影響を与える物と考えた場合に、独善的な芸術に対し誰も評価はしないと思います。

芸術ともなると少し尖がった方がいいのか、と思いがちですが、ガウディは「程々」と捉えていたようですね。

まとめ

アントニ・ガウディ 名言 英語



アントニ・ガウディの名言を5個紹介させて頂きました。

これら全てに言える事ですが、どちらかと言うと直接的な物言いでは無いので色んな解釈があるかと思います。


ここに記載しているのはあくまで私の解釈・意見なので、解釈の違いがあって然るべきだと思います。

皆さんも自分なりの解釈をして頂いて、心に刺さる名言があれば胸にしまって頂ければと思います。

以上、アントニ・ガウディの名言が心に響く~日本語版・英語版を紹介~でした!!


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