芥川龍之介 名言 



日本が世界に誇る小説家は何人かいますが、『芥川龍之介』もその内の1人でしょう。

芥川龍之介については皆さんもご存知であろうかと思いますが、今回は芥川龍之介が残した名言を皆さんにお伝えしていきたいと思います。


恐らく私の記憶が正しければ、中学生くらいの時ですかね?

彼の作品を授業で読みませんでしたか?


私の地区では「羅生門」を読んで読書感想文を提出したのを覚えています。

羅生門以外にも彼が残した名作は多く、現代でも多くの人が読んでいる事でしょう。


今尚影響を与えている芥川龍之介について下記で少し説明して、名言を紹介していきますね。

芥川龍之介とは?

芥川龍之介 名言



ご存知の方も多いかと思いますが、おさらいの意味を含め端的に紹介だけしますね。

芥川龍之介とは1892年東京生まれの小説家です。

彼が残した作品の大半は短編小説になっています。


では彼の代表作を下記に記載します。


・羅生門
・鼻
・地獄変
・藪の中
・河童
・歯車



等が主な代表作になります。

羅生門発表後に知人の紹介を経て、あの夏目漱石門下になります。

その後に発表した「鼻」が夏目漱石に絶賛されると言うエピソードが残っています。


その後は海軍機関学校にて嘱託職員として英語を教えながら執筆活動をしていたそうです。

1921年に中国に行きますが、ここから少し体調を悪くしてしまいます。


そして1927年、睡眠薬を大量摂取し自殺を図り帰らぬ人となってしまいます。35歳と言う若さでした。

芥川龍之介について端的な説明になりましたが、下記より芥川龍之介の名言を紹介していきます。

芥川龍之介の名言①

【幸福とは幸福を問題にしない時をいう。】

この言葉を借りるなら「幸福」な時には「幸福」を感じない、と言う事なのでしょうか。

自分が今、満ち足りているからその「幸福感」に気付かなくても「幸福」であるのでしょう。


逆に自分が今逆境や苦境に立たされている時には「幸福」を求めてしまうのであろうと思います。

自分自身が「幸福」では無い為、「幸福」を求め、自分が「幸福」である時は満ち足りている為、「幸福」等、気にも留めない、と言う事なんですかね。

芥川龍之介の名言②

【どうせ生きているからには、苦しいのは当たり前だと思え。】

こういう考え方をすると幾分楽な気になれるような気がするのは私だけでしょうか?


人間にとって「生きる」と言うのは重要な事であり、その事が苦しければ、一番重要な部分が苦しければ他の事は大抵乗り越えられる気になります。


「生死」と言うテーマの話になると、勿論私を含むこれを読んでいる他の方も「死」を経験した事が無いので「死」に対する実感等は分からないと思います。

ただ、我々が今生きている事が苦しくて当たり前だと思えれば、その他の事は容易に乗り越えられるのでは?


色んな解釈があり、難しい名言ですが、色んな事を考えさせてくれる名言であると思います。

芥川龍之介の名言③

【人生は地獄よりも地獄的である。】

生きる事について様々な事を考えさせられる言葉ですね。

地獄がどの様な所かなんて誰にも分かりはしませんが、一般的に伝わる地獄と言うのは死後の世界に於いても苦しみを味わう場所ですよね。


そんな苦しみを味わう場所より、自分自身が歩んできている人生の方が地獄とするなら生きる希望を持てなくなりますよね。

少し考え方を変えれば、今歩んでいる人生より地獄に行った方が楽である、とも受け取れる言葉ですもんね。


それくらい人が生きると言うには様々な困難や悲しみが付きまとうのでしょう。

芥川龍之介の名言④

【人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である。】

1本1本のマッチでは対した事は無くとも、箱に入った複数のマッチであれば扱いを間違えれば惨事になる可能性もあるでしょう。


1本のマッチに火を着けた所で燃える火力や時間は対したものではありません。

しかしながら、それが束になり箱で燃えると一気に火力はあがり危険になります。


この言葉の様に人生をマッチに見立てるならば、人生の内の1日を無為に過ごす事は人生全てで考えると取り返しのつかない事になるかも知れません。


何気なく過ごしていると見落としてしまいそうな部分を指摘してくれている言葉かも知れません。

芥川龍之介の名言⑤

【人生の悲劇の第一幕は、親子となったことに始まっている。】

これは解釈が難しい言葉ですね。


この世に生を受けた段階から悲劇が始まっている、と言っている訳ですからね。

本来であれば、親からしたら子が生まれる事は無上の喜びではありますが、子を失う事があれば言い様のない悲しみに包まれますよね。


その逆も然り、子が親を失うのも同様でしょう。

親子と言うのは最上の喜びと悲しみ、表裏一体である、と言う事を言いたかったのでしょうか。

まとめ

芥川龍之介 名言



日本が誇る文豪、芥川龍之介の名言をご紹介させて頂きましたが如何でしたか?


哲学っぽいと言うか解釈が難しい部分もありますが、自分の人生に於いて色んな考え方をもたらしてくれる言葉が多いかと思います。

受け取り方は人それぞれだとは思いますが、自分の発想には無い考え方を示してくれていると私は解釈した次第で御座います。


この芥川龍之介の名言で違う考え方は芽生え、自身の視野が広がり考え方に幅が出れば豊かな人生になればいいですね。

以上、芥川龍之介の名言集が心に響く!!でした!!


よかったらこちらの名言もどうぞ^^